六拾番に続くイフリータの二枚目。
今回は PrismPocket1.x の左右・上下反転機能を使い主線をトレスしたレイヤを回転、点対称的描写でイフリータの二面性を描いてみた。思惑通りになったかは眉唾物だがそれはともかく。
本来この反転機能は作者である曽我さん自身がデッサンの狂いがないかを確認したいために実装された機能で、ざうすけにも実装されている。が、自分はデッサン確認のために使ったことは数えるほどしかないといういい加減さ。そのくせ回転機能へ転用する機会をざうすけの頃から虎視眈々と狙っていた辺り、へそ曲がりである。
なお、ざうすけでも別画像の取り込みを応用すると同様の描き方が可能。主線とそれをもう一方のレイヤにトレスした状態で一度保存、拡張子が BMP のファイルを一度別の名前に変更してざうすけで開き左右反転し縦なら横、横なら縦と向きを変えて二度目の保存、さらにもう一度開き左右反転してから向きを戻し三度目の保存後、元のファイル名に直して開くと一方のレイヤのみが回転しているはず。
……なにげに人格を疑われそうな代物だな、これ。とりあえずこれを描いた経緯については 2002/09/25 の diary を参照の程。
入浴中の一コマということで本当は湯気を描きたかったのだけど、いざ試してみると難しくて断念してしまった。Photoshop なら適当に範囲選択して雲模様のフィルタでも掛けてやるだけでよかろうに。ああ、横着は駄目ですか、そうですか。
ちなみにこれ一枚で 70 ソガペイントらしい。さらに 80 より 70 の方が良いらしい。何のことかは全くもって謎である。
よりによってなんで人格を疑われそうなものが続くのだ。因果応報か。
いちおう釈明しておくと、PrismPaint3.0beta2 の動作確認と気分転換を兼ねて気軽に描いたもので、しわとか描くのが面倒だったから服を省略しただけの話。 その証拠に彩色もかなり適当であるし、背景に至っては手抜きが一目瞭然。
……いや、胸張って主張することでもないんだけど。
何故か今どき『ウイングマン』。17 年も前に連載終了した作品の主人公を描くなんて時代遅れも甚だしいというか懐古趣味というか。でも実は久し振りに単行本を読み返したというただそれだけのきっかけ。
本当は桜瀬りろのような可愛い女の子を描くのが見る方にとって好ましいのだろうけど、自分の描き方ではどうにも似せられる気がしなかったので止め。代わりにパースの効いた決めポーズを描くことにした。根性無し。
このおっさん、作品初期から最終回まで登場していたせいか、登場時期によってデザインが少しずつ違う。ナチュラルにメタモルフォーズしてるんか。おまけに目と思しき物が三つもあるし外見が複眼みたいでポドリムス人かどうかも怪しい。 おかげでどのデザインを使うか迷ったのだけど、結局最終話のをメインにしてあとはそれっぽく適当に。
ところで何も考えずに鎖骨と胸鎖乳突起筋の起伏を描いてしまったがよかったのか。さすがにポドリムス人の骨格と筋肉なんて調べようがないのだけど少々気になる。