一言半句
-Diary-

平成十四年　長月 下旬
-2002 September, Late term-

九月二十一日　barber

一月半ぶりに床屋へ。伸びて鬱陶しかった髪がサッパリ。

それは良いのだが、息子の大芽くんに俺の事を「お兄ちゃん」と呼ばせるのはさすがに無理がないか、若旦那。まあ商売柄身に付いてるんだろうけど。

ともあれ元気に育ってるようで何より。もうすぐ三歳か。

course

とりあえず明日２２日は池袋サンシャインシティでのサンクリ１７へ行く方針に決める。行かずに「行けば良かった」と思うよりはいいかな、と。

一般入場開始が１１時だから、その頃に着くくらいで考えておけばさほど待たなくとも入れるだろう。ここ数年、池袋方面の即売会には行っていないから最近の事情は分からないけれどその辺はまあ適当。

あとは寝坊しないように早めに寝ておくとするか。

九月二十二日　riddle

PDA 絵とかけてボトルシップととく。そのこころは「小さいものほど時間が掛かる」。

或る一面において真理ではある。まあ例外もあるけれど。

memo

今日一日の事をだらだらとメモ。纏める気無し。

• 午前
  • 朝。結局あまり眠れず。眠くなっては拙いので飯も食わず早めに家を出る。
  • 開場 30 分前に池袋サンシャインシティ到着。が、久し振りに来たのと 3 つのホール各々で入場行列が分かれているのとで迷う。係の人に訊いて B ホールの入場行列へ。
  • 11 時、サンクリ 17 開場。思いのほか早く入場できた。直行でくるくるさんの所へ。コピー誌はまだ結構あったので 2 部頒布して頂く。やっほう。
  • 以降、とりあえず B ホール内を一巡。収穫、本 5 冊、CD 1 枚。
  • 西木さんの所へ挨拶に向かうが、該当サークルスペースへ赴くもそれらしい人が見当たらない。一度離脱、カタログでもう一度位置を確認、足を運ぶ。見当たらないなあと思っていると、座っている一人と目が合う。……あんただれだ？
  • 果たしてそこには数ヶ月前とは似ても似つかぬ風貌の西木さん在り。そりゃ気付かぬわ。運転免許やパスポート出しても身分証明にはならんのでは無いかと思えるぐらい。とりあえず小さなお子さんの前には立たぬ方が良いかと思われる。
  • 開口一番「もっと周囲に告知しておけば良かったッスよ」と西木さん。今回のオフセット新刊、いまいち捌けが宜しくないらしい。それ、前から言ってるですよ、自分。ストイックなのも男らしいが、お仕事リストとか参加即売会スケジュールとかもっと周囲に自分の活動情報を宣伝しないと。インターネット上に各方面へのコネクションというアビリティがあるのだから。
  • とかなんとか、色々話しつつ新刊 2 冊を頒布して貰っておいとまする。そのまま会場離脱。他のホールへ足を伸ばす気力無し。
• 午後
  • 山手線に乗って御徒町へ移動。南口を降りて 100 円ショップに寄りつつ、昼食を摂るため近くの神戸らんぷ亭御徒町店へ。
  • らんぷ亭は半ば研究室で暮らしていた学生時代にその安さと大学正面玄関前という近さで通っていたのだが、さすがに飽きて以来滅多に行っていない。今回数年ぶりに牛丼（並）を頼んでみる。270 円 + tax.。
  • ……昼過ぎという時間帯のせいもあったろうが色、味とも滅茶苦茶薄い。しゃぶしゃぶ級。昔から薄かったのは覚えているがどう考えても煮足りないだろう。これを客に出してしまうのは如何なものかと思うが。
  • ともあれ残すのも勿体無いので食べる。半分は普通に。もう半分はさっぱり系の和風ドレッシングをかけるのが中々美味しいとのことだったので試してみる。確かにこれはこれで悪くない。ただ松屋の牛めしにカルビのたれをかけた時と同様、味が牛丼以外の何かに変わってはいるけれど。こういう食べ物だと思えば問題なし。
  • そんなこんなで食べ終えて店を出る。そのまま秋葉原へ南下。
  • ふらふらと中古 DVD 店を見てまわる。OVA 版『エルハザード』がないかな、と。
  • あるにはあった。が、定価 6800 円のものが中古で 6300 円ってなんだ。希少価値ってことか。しかし中古品に定価近くの金を払うのは少々抵抗あり。
  • 在庫の多そうないくつかの大型店舗で新品の方も探すがやはりない。まあ仕方ないなと思いながら、某老舗のオーディオ店を覗くと発見。それも新品で 5780 円。おいおい。えらい真面目な商売してるな。
  • 新品にその値段なら悪くないと思いつつ頭を冷やすために一度店を出る。ふと PHS を見ると曽我さんから約 10 分前の着信履歴。気付かなかったのは電波状況が悪くてワン切りみたいな着信の仕方だったのか。ともあれコールバック。30 分ほどで来られるとの事だったので暫く界隈をぶらつく。千石電商で電池ケース購入。
  • 曽我さんとラオックス ザ・コン館 1 F で合流。電子辞書見たり vaio 見たり。 Linux ザウのコミュニケーションアダプタくそデカイねー、とか。
  • ソフマップ中古 PDA 館もちょっと覗きながら、茶をしばくべく近くのルノアールへ。とりあえずくるくるさんのコピー誌を含むいくつかの物を押し付けプレイ。たいそうふくだにゅうよくしーんだ。うひょ。
  • 2 時間ほど雑談。PDA 絵、ザウルス、Prism、他いろいろ。機能じゃなくて仕様だったんかい！　とかドット絵細かすぎとかちゃんと背景描きやがれゴルァ！ とか PrismPaint ユーザは楽しみに待っとけとか Cybershot U 小さくてスナップやメモに良いけどホールディングができへんとか。
  • ところで PDA 絵で一点透視図法使うのは変ですか、そうですか。（自己完結）
• 夜
  • ルノアールを出てさっきのオーディオ店へ。暫し悩んだ結果、OVA『エルハザード』第五夜〜第七夜の方を買う。中沢一登氏のジャケット絵に惚れました。第一夜〜第四夜は内容が内容なので保留。
  • 曽我さんご所望の電撃大王今月号を探すべく放浪。アニメイトで無事発見。しかし今まで入った事無かったんだが、 B1F が自分の知っているアニメイトとは思えない成人向けな情景。これも時代か。アニメイトを出ると雨がパラパラと降り始め、次第に本降り。
  • 腹が減ってきたので夕食。肉の万世 3F 。数年振り。ちなみに最近「万世」を読む時は、どうもアクセントが後ろで語尾を伸ばしてしまうという話があったり無かったり。
  • 曽我さんはカルビ鉄板、自分は初めて見るねぎ塩ハンバーグを注文。ねぎ塩ハンバーグ美味い。気に入った。市販されていないのか、これ。
  • 料理を待ったり食ったりしている間、ゲームの事とか色々話す。痕 R 良いとかイタリアでイタリアが舞台のゲームとか。そろそろゲームやらないとなあ。
  • 食べ終わって一服したので店を出る。雨が相変わらず。曽我さん、自転車では辛いなこれは。
  • 秋葉原駅改札口で曽我さんとお別れ。気を付けて。そのうちみんなで集まりましょうとか。言われてみれば最近はザウルス系お絵かきユーザで集まってない。各人の都合もあるだろうけど、またオフ会開くのも良いかも知れない。新しいユーザも集まらんかな。
  • 電車で自宅まで。途中、睡眠不足がたたって立ちながら舟漕いだ事が幾度か。睡魔到来。
  • 自室で軽く web 巡回して、寝床で今日の収穫物を開く。一冊目を読んでいる途中で意識を失う。

で、四時に目が覚める罠。

九月二十三日　similarity

自分が小野一助、二助、三五郎、そして町子の事を難儀だと思うほどには、ボトルシップを組み立てるが如くザウルスで絵を描いたりゲームの中の女の子に好意を持ったりこんな訳のわからん物を綴っている自分の姿は、端から見れば難儀に映るんではないかな。

たぶんね。

九月二十四日　bounds

今はこれが精一杯。色んな意味で。

幾つか試したい事があって細かいところが雑なのはともかく、湯気は描くの難しくて挫折。ザウルスのせいじゃなくて俺が下手なだけだが。

濡れて髪の癖がとれると誰だかわからなくなる罠。

four times area

普段 240×320px. のカンバスに慣れている身としては 640×480px. のカンバスを手にすると、その広さにドットをケチらなくて良い事の嬉しさと何を描いて埋めたら良いのかの悩みで板挟みになる。

と言う訳で PrismPaint3.0beta1 試用中。

九月二十五日　pupil

描いている時はつい忘れがちなのだけど、瞳の構成要素である虹彩や瞳孔は眼球表面ではなく内部に在る。位置に気を付けて描くよう心掛けないと。

そうは言ってもなかなか上手く描けないが、昨日のも直せるだけ直しておこう。

painting memo

昨日描いた物について試した事のメモ。書いておかないと忘れそう。

背景を描く事を前提とした下描き

自分が背景を描く場合、これまでは人物を描き上げた後に空けたレイヤへ下描きを始めた。が、後から描き足すと遠近感や光源が人物との間で不整合を生じ易いので今回は始めから背景を含めた下描きをする。

遠近感を意識

せっかく背景を描くので人物も含め遠近感を意識して構図を作る。できるだけ遠近感が狂った描写にならないように。

主線を太めに、中性灰色以外で描く

これまで低解像度ゆえにドットをケチっていたのと視覚的に主線は存在しない事を理由にできるだけ細い主線で描いてきたけれど、彩色すると隣り合った要素同士で境界が馴染まないので今回は太めにしてみる。それと何色と重なっても同等に明度を下げようと中性灰色にしてきたものの、肌などの薄い色との組み合わせでは灰色がそのまま残ってしまうので今回は肌色に近い色にしてみる。

上記以外にとある御仁からあったツッコミ。

• 「バストアップでも手を描くべし」
• 「ハダカを描くべし」

手を描くのは練習になるし多少でも絵に動きが出るので良しとして、ハダカは多分に当人の趣味ではなかろうかという気がしないでもない。ともあれまあ練習にはなるだろうということで、これら一通りをひっくるめようと描いたのが昨日の物。決してくるくるさんのコピー誌に当てられたとか以前から頭の中にこういうシチュエーションがあったという訳ではない。

事のついでに作業履歴ファイル一式（WDW 形式）を misio13.lzh に纏めて置く。

九月二十六日　two people

二人なんて難しくて描けるかーっ！？

大きさや位置のバランスが取れやしない。

九月二十七日　able, unable

この二年で描けるようになった物の少なさと未だ描けない物の膨大さを思うに、暗澹たる気持ちとなる今日この頃。

たった二年と言われりゃその通りなんだけどね。

九月二十八日　selling

スターライト氏の希望により、うちで使わなくなった 128MB SD メモリカードを明日午後に秋葉原で譲る事に決まる。自分は秋葉原には特に用事はないのだけど、JavaOne で衝動買いしたという SL-A300 一式をいじり倒させてもらうとしよう。

シャープブースでコミュニケーションアダプタ＋パルディオ 611S を試したら使えたのが理由らしい。

A happiness for all children on the earth

どんなに高価でやわらかなソファーと
どんなに名作と呼ばれる物語よりも。

暖かいママの膝の上に座って
優しい声で読んでもらう絵本が
一番だよね。

妄想、或いは数多在る未来の内の一可能性。

九月三十日　beyond description

言葉で足りるなら、絵なんて描かない。