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一言半句
-Diary-
平成十八年 弥生 上旬
-2006 March, Early term-
おふくろの腎内科検診付き添いとして五週間ぶりに病院へ。今回も診察予約は 10:30〜11:00 で十一時手前には診察室に呼ばれる。
前回増量された利尿剤のラシックスがこの一ヶ月で効いて、体重は 44kgm まで戻り、足のむくみも軽減。最高血圧も 130mmHg 台にまで下がった。今回の検査結果でもアルブミンが 3.4 と上がっている。その一方、クレアチニンは 1.5 と上がっているものの、アルブミンとの相関をみるに腎機能の低下というよりは体内水分量の減少による相対的な濃度上昇とみた方が妥当だろう。おおむね良い傾向。総コレステロールは 260、24 時間尿中タンパク量の概算は 12.0g とあいかわらずだがこれは仕方あるまい。なお前回検査時の血中シクロスポリン濃度は 220ng/ml 。
今よりも体内水分量を減らすと弊害も起こるため、 44.0kgm を閾値に朝のラシックス服用量を 40mg 、 20mg と切り替え、 44〜45kgm の維持を目標とする。他の薬については特に変更無し。
お礼を言って診察室を退室し、一階で会計。病院前の薬局で処方された薬を購入して十二時過ぎに帰宅。
次回は四月七日。
昨晩、自宅 PC のマザーボードが燃えるという素敵エクスペリエンスがあった。以下、経緯を時系列でまとめておく。
- 一昨日
- 寝る前にひとっ風呂浴びて自室に戻ると、稼働しているはずの PC が止まっていた
- 筐体の電源スイッチを押しても無反応
- 側面カバーを開けて電源ユニット側の交流電源ケーブルの抜き差し、マザーボードへの 20pin 電源コネクタの抜き差しをしてから、改めて電源スイッチを押す
- マザーボード上の LED は点灯するものの、CPU ファンは一瞬で止まり他の接続部品も沈黙のまま
- 過去にこれとよく似た現象を見ているので同様に電源ユニットの劣化と推測
- 予備は持っていないのでこれ以上の作業はできず、夜も遅いのでそのまま就寝
- 昨日
- ATX2.01 電源ユニット TORICA SEI-Breeze(400W) を6480円で買ってくる
- 動作確認の最小構成として、交流電源ケーブル接続、マザーボードの 20pin 電源コネクタおよび HDD の 4pin 電源コネクタの差し替えをしたあと電源スイッチを押す
- パンッという音とともにマザーボード上の電解コンデンサ破裂、それに続き隣接するパワートランジスタがチリチリと音を立てながら赤熱化
- その見事な炎上っぷりに「自作の醍醐味だなあ」と感慨に耽る
- そのまま見とれているわけにもいかないので電源ユニット側のスイッチを切り電源断
- 部屋には香ばしい匂いが広がり、マザーボードは完全におシャカ
- しばし思案の末、落雷の影響で FDD をロストした代物ではあるが旧 Rev. の同型マザーボードを取ってあったことを思い出す
- いまどき Palomino コア対応のマザーボードは中古くらいでしか流通しておらず、背に腹は代えられないので、これに換装
- ふと「このマザーボードまで焼かれては後が無いし、まずはダメもとでこれまでの電源ユニットを試してみよう」と思い立つ
- 最小構成での各ケーブルを接続後、電源投入すると何もなかったかのように起動
- 全部品を接続して改めて電源投入するも問題なく、OS では何故か FDD も認識
- BIOS を最新 ver. に update のうえ設定
- 四時間移動稼働させるも異常なし
- 今日
- 監視ソフトによる各値: +12V→12.350, +5V→4.910, +3.3V→3.280, VCore→1.710, +5Vsb→5.080, CPU Temp.→52deg., System Temp.→44deg.
- 現在も継続稼働中
各電圧値がマザーボード換装前より上がってほぼ定格となっているのが謎。電圧センサの個体差とも取れるが、しかし少なくとも電源ユニットは劣化していたわけではなさそうだ。
となると、原因はマザーボード側にあった可能性が高くなる。マザーボードは 2002 年の GIGABYTE GA-7VRXP、破裂した電解コンデンサは GSC 製 1200μF。年代、メーカとも電解コンデンサの大量死 テンプレサイトの地雷コンデンサ情報に合致。パワートランジスタが燃えたのもコンデンサ破裂に連動している。今となっては確かめようがないが、発端の起動不能もコンデンサ不良であった可能性が考えられる。そういう意味では同型である今のマザーボードも遅かれ早かれ同じ運命が待っているはずで、あまり安心は出来ない。
ただ、買ってきた電源ユニットもトドメを刺している点で怪しい。これまでの電源ユニットでは起こらなかったのだから、過大出力があった疑いもある。そんなわけで購入店に持ち込んで事情を話したところ、二つ返事で返品処理に応じてくれた。
ともあれ、主要部品総入れ替えで新たに自作、なんて最悪の事態に至らなかったのは不幸中の幸い。マザーボードの状態は定期的にチェックしていこう。
"Vista ready" のハードウェアが一通り揃うだろう来年まではなんとか持ってもらわんとね。
TAGUCHI "SP48K" Nobuaki
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