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一言半句
-Diary-

平成十七年 文月 下旬
-2005 July, Late term-


七月二十五日

NASA 、シャトル打ち上げ強行の方針

「ディスカバリー:センサー1個異常でも打ち上げ方針決定」だという。ヤバイね、ヤバイ。

NASA 曰く「問題のセンサーが異常を示しても、安全上の問題はない」とのことで、この決定が即ち今回の打ち上げ失敗に繋がるわけではないだろう。シャトル計画が短期的にも長期的にもタイムリミットに追われていることもわかる。しかし、こうした安全を軽んじる決定を下したことは今後のプロジェクトや NASA 全体の体質に影響を及ぼすのではないかな。安全や信頼性を二の次にした技術の行く末なんて考えただけでぞっとする。

ファインマンさんが草葉の陰で泣いてるに違いない。


七月二十六日

STS-114 live streaming via Internet

今晩 23:39 に打ち上げられる予定のスペースシャトルミッション (STS-114) がすでにインターネットでのライブ映像として流されてる。

NASA の案内するものは NASA のサーバが提供する 150kbps(video:118kbps,audio:32kbps) の RealPlayer 形式と、米 Yahoo! が提供する 37kbps の WindowsMedia 形式。一方、JAXA が用意したものは WindowsMedia, RealPlayer の両形式とも 45kbps。

NASA 提供の RealPlayer 形式のものと JAXA が用意した WindowsMedia 形式のものをしばらく見比べて見た限りでは同じ物っぽい。環境が許すなら帯域三倍の前者を観たほうが画も音もきれいで良さそうだ。ただ、今回日本人が搭乗することだし、もしかすると JAXA の方は打ち上げ時に字幕や音声で日本語解説を差し込んでくれるかも。

旧 NASDA 職員がそこまで気が利くかまではわからんが。


七月二十七日

体温計は体温を測るものであり……

どうにも頭の冴えが悪いんで「よもや夏風邪ではあるまいな」と机の横に吊してあった昔懐かしの水銀式体温計を取りだしてみたら水銀柱が 35.3℃の目盛を指していてげんなり。今日は PC 稼働させておかずに正解だった。

体温のほうは 36.6℃。いくぶん高めな気がする。日中のキチガイじみた猛暑か、冷房で不自然に冷やされたせいで体温や代謝の調整が上手くいってないのだろう。本当の夏風邪にならんよう注意しておこう。

前にも体温計で似たようなこと有ったな。


七月三十日

散髪へ

曇り空ながら湿度が高く蒸し暑い午後、二ヶ月ほど伸ばして鬱陶しくなった髪を切りに行きつけの床屋へ。

一人二人の先客は覚悟しつつ店内に入ると、客は居らず。週末なのに大丈夫なのかしら、と要らぬ心配をしつつおばさんに案内され散髪台に座る。

おばさんに切ってもらうのは久しぶりではあるのだが、二十年近く通っているので今さらどうこう注文することはない。「短くで?」「ええ」これだけ。髪や髭の癖も分かっているので助かる。

たあいのない世間話をしながら切られるに任せていると、若旦那が下の女の子を抱っこして入ってきた。って上の男の子は? 聞くと顎の下辺りを腫らせて寝込んでいるらしい。おたふくは済ませているそうだから違うはずなのだが、お医者さんも「大事をとって安静に」とのことで保育園を休ませたそうな。

小一時間で散髪は終わり、調髪代四千円を払って店を出ると天気雨。濡れるほどではないのでとっとと帰宅。

上の子、ただの夏風邪ならいいんだが。


七月三十一日

再び大いに腹を下す

三十日夜半から先月の症状とほぼ同じ腹の下し方をする。

今回も正露丸と大塚薬品謹製栄養補給セットで乗り切ったものの、蒸し暑いのと下していた時間が長かったせいか心身ともに消耗が酷く、翌日まで起き上がるのもつらかった。

こうなるトリガーが分かればそれを回避して済む話だが、どうも前回と共通の原因が思い当たらない。単に暑さで胃腸が弱っているならいかんともしようがないし、どうしたものか。

とりあえず今は消化不良状態を脱出したい。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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