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一言半句
-Diary-

平成十八年 皐月 中旬
-2006 May, Middle term-


五月十二日

腎内科検診付き添い

午前、おふくろの腎内科検診に付き添いで病院へ。診察予約時間は 10:30〜11:00。いつも通りの時刻に病院近くの駐車場へ着くが、今日は妙に車が多い。いやな予感。

案の定、院内の内科受付前にある受付用端末には行列。通常十五分もかからない検査も今日は三十分以上。そして診察は予約時間から一時間遅れ。連休のしわ寄せが混雑として覿面に現われてる。こればかりは仕方がない。おとなしく待つしかない。

肝心の診察はというと、検査結果が良くも悪くも前回と変わらない。クレアチニンが 0.1 下がったくらい。あと肝臓関連の数値が若干上昇しているので要観察というところ。もっとも、良い傾向のまま安定しているので文句を言う筋もない。引き続き利尿剤ラシックスの服用量で体重(≒体内水分量)調整をしていきましょう、ということでおしまい。

一階で会計を、近くの薬局で処方された薬の購入を済ませ、帰路につく。

次回は来月二十三日。十六日は学会だそうな。

納車

昨日、行きつけのショップから新しい自転車の納車準備ができたとの連絡があったので、午後受け取りに行く。店内に入ったら、おじさんが孫をあやしてた。すっかり好々爺となってしまっている様子。まあそれはともかく。

店主からまずは細部の説明を聞く。ワイヤの取り回しがトップチューブ集中になったり、リアエンドが交換可能になったりと、随分変わっている。上位車種との共通フレームだからディスクブレーキのキャリパーとオイルチューブにも対応してるそうだが、まあいらんだろう。V ブレーキで十分。材質がアルミになった分チューブ径が大きくなったものの、軽い。ロードレーサほどではないにしろ取り回しが楽そうだ。

つぎにさしあたり足りないと思われる物を二つ付けてもらう。一つはバーエンドバー。長めの距離を走る上でポジションのバリエーションと前傾姿勢の確保は必要不可欠であるから、デフォルトのフラットバーのみでは到底足らない。いくつか見せてもらい、長めで手の掛かりやすい物を選ぶ。もう一つはリアキャリア。バックパックやメッセンジャーバッグは肩が凝ったり汗をかいたりで長距離では背負いたくない。キャリア取り付け用のダボ穴も一応あるようだが、最近のは強度もあるとのことでシートポストキャリアを選ぶ。アルミ製 620g で最大積載量 15kg なら十分だろう。

余談だが、最近は「ランドナー」という車種がほとんど絶滅状態だそうだ。メーカの完成車はもちろん、専用パーツも無いのでたいがいは MTB 用のものを流用してフレームはセミオーダーになるのだとか。キャンピーシリーズのキャリアで有名なあの日東も同様。俺が居たサークルは今、新入部員に何を買わせているのやら。俺らの頃は宮田のランドナーを六万くらいで共同購入して色々と無茶したものだが。

最後に簡単なポジション決めと書類の確認をして受け取り完了。前輪を外し車の後部座席に入れて帰宅。

家で付属の説明書類に目を通すが、さすがに今さら感溢れる物ばかり。とりあえず前輪を付けて走れるようにする。
カラー、フォルムともにオーソドックスな MTB って感じ。
しばらくは走り回ってポジション煮詰めないと。

しかし明日明後日とも雨。


五月十四日

MTB 試走

朝方ぱらついた雨も午前中には止み、昼過ぎには路面も乾いたので MTB で近所を 30km ほど試走。気に掛かった点を随時メモしていく。

リアシフト動作の不良は始めワイヤテンションのズレかと思ったが、インデックスシステムである以上他の段でも起こるはずなので違うっぽい。サドルについてはレールに対して後ろが短いのと、中心が盛り上がった形状でなんだかボールに座っている感覚。これまでサドルには贅沢を言わない主義であったがこればかりは要交換。チェーンプロテクタはさしあたり邪魔ではないものの、これまで乗ったどれもが付いていないので。付けてくれたサイクルコンピュータ CICLOSPORT CicloMaster 204 は初期設定以外操作要らずで手軽な一方、任意の地点間距離および時間が測れなかったり走行中に時刻を確認出来なかったりで融通の利かないところもあり、己の気性に合わない。前の MTB に付けていた物に付け替えるのが適当か。

とりあえずリアシフトの件を診てもらいにショップへ直行。店主に症状を話すと、しばらく動作を見たあとやおらウォータポンププライヤでリアディレイラのアームを鋏み、力を掛け始めた。どうやら微妙にアライメントがずれていた模様。調整後はスムーズに動くようになった。チェーンプロテクタは外して OK とのこと。サドルについては多分に乗り手との相性があるので、さしあたりはまだ処分されずに置かれていた前の MTB からこれまで使っていた SPECIALIZED BG COMFORT CLASSIC を外してもらい、自分で付けることにした。あちこち錆びてたり傷んでたりはするが、しばらくは使えるだろう。

調整作業中、手持ち無沙汰に自転車雑誌が置かれている本棚を眺めていると、昔購読していた月刊誌『サイクルスポーツ』が見あたらない。このショップも広告を出していたはずなので、すわ廃刊か? と思ったのだが、聞いてみると「広告ばかりの雑誌になったのでやめました」との答え。PC 誌でなら広告ページ数が全体の半分以上を占める代物を知ってるが、最近はどの業界誌も似たようなものらしい。

せっかく来たので欲しかった物をいくつか購入。

トゥストラップは二年前のペダル交換以降そのままで金具も錆びてきたから交換。驚いたのは、ストラップエンドというものはどこも作らなくなったそうだ。たしかにストラップやトゥクリップより売れないものだろうが。Metro Bike spray は洗浄と潤滑が一本で済むのでものぐさな俺向き。もっとも限度はあるはずだから定期的にきちんと洗ってやらねばいかんだろう。その注油作業やディレイラ調整作業時にあると便利なのでスタンドも。値段が手頃なのは発売元が店主の以前の勤め先だったこともあるに違いない。

ロードのお客さんが来たので、買った物をまとめてシートポストキャリアにくくってもらい、帰宅。

いろいろ弄らんとあかんのー。


五月十八日

MTB 整備

MTB の細々としたところをいくつか弄る。

まずはトゥストラップ交換。エンドは二年前の有り合わせそのまま。長さは十分緩めた状態でも引きやすいくらいの余裕をとる。前回は締めたときの端を収まり良くしようと短めに切ってしまったので、あまり緩めると引きづらいことがあった。

つぎにサイクルコンピュータの付け替え。前の MTB で使っていた CATEYE MITY(CC-MT100) に付け替える。スポークに付けるマグネットは具合の良さげな CicloMaster 204 の物を流用。前回の電池入れ替えから二年半以上経っており仕様上寿命三年まで半年もないので、この際だからと入れ替えた。電池入れ替えに伴い、古い機種ゆえプリセットできない積算距離は 0 にリセット。5500km 少々まで行っていたんでそのまま電池切れまで使えば地球中心に手が届いたかも知れんがまあいい。

あとはサドルをお古の SPECIALIZED BG COMFORT CLASSIC に付け替える。さすがに座りやすい。但しこれでポジション調整は一からやり直し。ボルト一本でサドルを留める安物ステーなので微妙な調整は難しいが、それなりに合わせないと特に長めの距離を走ったとき疲れの差が出る。これは実際に走りながら詰めていくしかない。天候が回復する今度の日曜にでも近場をまわることにする。

用事でもあれば都内まで出張るのだけど。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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