Firefox1.5 への移行に伴ういくつかの拡張やテーマの変更、調整がだいたい終わったので、備忘録として InfoLister で出力したインストール済み拡張、テーマの一覧を残しておく。
仕様変更があったからか、細かいところでおかしな挙動がある。回避策と合わせてそれも書き残しておく。
ま、この程度ならかわいいもんだ。
午前、PC を起動してしばらく操作していると、アプリケーションエラーが妙に多い。普段は滅多に起こらないことだけに原因を考えてみると、ひとつ思い当たるふしがあった。昨晩の操作中に一回、突然 BIOS 画面からの再起動がかかっている。
アプリケーションエラーや突然の再起動という現象は、一昨年の春頃にも頻発したことがある。JRE を疑ったり、イベントログに ntfs エラーが出たことから HDD を疑ったりもしたが、落ちはメモリエラーだった。
まずはメモリを疑ってみるのがよさそうだと考えて、昼食後に memtest86 で standard test。開始早々 497.0MB のアドレスでエラー頻発。エアブローでのメモリスロットの掃除、無水アルコールを浸みさせた綿棒でメモリモジュールの端子を拭く、といったことをしてみても変わらない。一発目からビンゴ。あまり嬉しくはないが。
前回の交換から二年半と少々ってのが長いか短いかはさておき、マザーボード側の問題かも知れないと考え、念のため取って置いたエラーの出るメモリモジュールでも試して原因を切り分けてみようとしたものの、差し替えて電源を入れると VGA 信号を出力しない。元の物に差し替えると直る。取って置いた間にさらに壊れたらしい。だめだこりゃ。キーホルダーにしよう。
こうなっては代替品を買って試すしかないのだが、この時点で午後も半ば。これから秋葉原へ出向くには少々遅い。しばらく考えて、地元のビックカメラにバルクの CPU や HDD が売られていたのを思い出す。たぶんメモリもあるだろうと踏んで、自転車でひとっ走り。PC2100 DDR SDRAM DIMM 512MB を購入。税込 6780 円。秋葉原での最安値バルク品に比べれば高い。ただ、時間と交通費が省略できたこと、いちおう JEDEC 準拠品でバイパスコンデンサ、SPD チップともケチられていないし、初期不良交換は二週間だがメーカ保証が一年あるのでその分ということにする。
帰宅後、さっそく差し替えて memtest86 にかけてみると嘘のようにエラーが出なくなった。Standard test 4 pass まで確認。Windows を起動してしばらく操作するも異常なし。
どうやら今回もモジュール側が原因のようだ。メモリモジュール自体の経時変化によるものなのか、電源からのサージなど外部的要因によるものなのかは不明。こうぱたぱた壊れられるのも困るが元を突き止めるのは難しそうだ。
とりあえず来週の土曜と再来週の金曜に memtest86 をかけて経過を見ることにしよう。
SL-C860 で永らく使っていた w3m 0.4-m17n を w3m 0.5.1 へ ver.up 。あわせて openssl も新しい物に。
‾/.w3m-m17n ディレクトリから ‾/.w3m ディレクトリ へ cookie, history, config をのぞく各ファイルをコピーし、w3m のオプション画面で設定ファイルの指定や各種設定を行なう。日本語関連としては Accept-Language header を en;q=1.0 から ja;q=1.0, en;q=0.5 にしたり Charset Settings の項目をごっそり変えてみたり。"Charset conversion when loading" を YES にすると 2byte 記号文字の文字化けが少なくなるようだ。
設定を一通り終えたあと、さっそく bookmark からあれこれサイトを見ていると、BASIC 認証のかかったところで username と password の入力を求められる。ちょっと待て。認証情報を書いた passwd ファイルは 0.4 からのをコピーしてあるし、オプション画面で指定もしてある。入力は不要のはず。
調べてみると、0.5.1 から認証の方式が変わったことが理由のようだ。 [w3m-dev 04064] authentication によれば、 RFC2617 の "1.2 Access Authentication Framework" にならって 0.5.1 からは host, port, realm の組合わせで認証範囲を決定するように変更したそうで、俺が 0.4 で使っていた passwd ファイルには host, port, path, username, password しか記述していなかったから NG 、ということらしい。試しに path の項目を消して realm を追加してみると、以後認証情報の入力は求められなくなった。やれやれ。
なお realm (領域)は Apache HTTPD において AuthName ディレクティブの引数にあたる。クライアントが認証のかかった領域のリソースをリクエストすると、サーバからは 401 Authorization Required レスポンスが返されるが、その中の WWW-Authenticate ヘッダ内に realm= の値として収まっている。ブラウザのパスワード入力ダイアログでサーバのドメインと一緒に表示される変な文字列、というと思い当たる人もいるだろう。
以下余談。この passwd ファイルの書式は、個人サイトで広く使われている Basic 認証のほか Digest 認証でも有効なはず。Basic 認証のようにパスワードが平文でネットワークを流れたりサーバに生パスワードを保存することのない分、 Digest 認証の方が安全だからこちらが広まって欲しいところだが、きちんと対応しているのはモダンなブラウザしかないらしい(IE6 にも URI に含まれる CGI への引数部分が送信されないバグがある)。今現在、携帯電話や携帯情報端末、カーナビなどに組み込まれているブラウザにまで対応が行き届いているかは怪しい。しばらくは Basic 認証が主流なのかな。
でも NetFront と Opera は Digest 認証に対応してるらしい。