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一言半句
-Diary-

平成十七年 睦月 中旬
-2005 January, Middle term-


一月十二日

ヒューマノイドと伝統芸能

「ヒューマノイドロボットと踊り師範による会津磐梯山踊りの共演」のまとめでメリットの一つとして挙げられている「後継者難から日々失われつつある伝統芸能・技法の後継者としてのヒューマノイドロボット」のくだりを読んで、『まるいち的風景』(柳原 望 著/白泉社 発行)の「青い目の犬張り子」を思い出したのは俺だけではないはずだ。

実は参考にしてたりして。


一月十四日

腎内科検診付き添い

月一回のおふくろの腎内科検診に付き添いで病院へ。

検査は二日前に済ませてあるのでまずは栄養指導。通常三十分近くかかるのが十五分足らずで終わって戻ってきた。さしあたりケチを付けるところはないらしく、毎月やることもないだろうとのこと。血糖コントロールなどが芳しくないときにまた受けに来ればいいらしい。ちょっと楽になったか。

二時からの予約で中待合室に呼ばれたのはその十五分後。しかし先客が多く、結局 O 先生の居る診察室に入ったのは二時四十五分頃。新年の挨拶もそこそこに、尿中タンパクの検査結果を見ると 7.6g/day。前回の 4.7g/day より悪くなってるじゃないか。血中タンパクもあまり芳しくないし、二ヶ月前に替えた薬はあまり合わなかったか。免疫抑制剤はなにかと厄介なのでまた薬を替えてもう少し様子を見ましょう、と言う事になる。

ちょうど良かったので、糖尿方面を診てもらっている O 医院から尿酸値が高いとのことで抑制剤を処方されている件について相談してみたところ、こちらで処方している薬の作用でそうなることは承知しているが、これ以上薬を増やすと副作用や薬害の心配があるし、現時点ではタンパクの排出を抑えることが優先するのでこちらではあえて尿酸関連の薬は処方していないと言う。O 医院のほうでも理解してもらってその薬は飲まないように、と言われた。むう、病院が分かれていると厄介だな、どうも。

あれこれ話していると、 O 先生から少々疲れているというか煮詰まっているような雰囲気。机の上、PC 用液晶ディスプレイの左脇には手つかずのサンドイッチとミニペットボトル。……昼食も摂れないほど忙しいのか。親切な先生だけについ俺のような相談が多くなってしまうのかも知れない。なんか申し訳ない気がする。

そんなこんなで話も終わり、お礼を言って診察室を後に。一階の会計で支払いを済ませ、病院前の薬局で処方された薬を購入。そのまま帰宅。

次回は来月十八日。


一月十七日

光学系ドライブ不調

二ヶ月ほど前から自作 PC に内蔵している光学系ドライブの調子が悪い。具体的現象としては、稼働中、あるいは起動時にメディアの入っていない状態でアクセス試行を連発し、その後エクスプローラ & デバイスマネージャから消えて使用不能になってしまう。再起動で直ることが多いが再発したり使用不能のままな場合もある。

現象は操作していない状態でも発生し、タイミングもまちまちなため条件が掴めない。現象が起こっては状況を観察しつつ設定を変えて原因の切り分け作業を繰り返してきた。昨年末の HDD アクセス速度低下はこれに巻き添えを食ったようなもの。

おおむね原因が絞り込めてきたので忘れぬうちにこれまでの経過をメモしておく。

  1. 起動時、SCSI I/F Adaptec AHA-2940U 接続の CD-ROM ドライブ PLEXTOR PX-32TS が DISC, ON/BUSY の LED を交互に点滅させながらアクセス試行を連発することがまれに起こる。SCSI I/F, CD-ROM ドライブとも年季物なのでこの時点では「そろそろ寿命か」くらいの認識
  2. SCSI での現象が止んでしばらく経つと、今度はセカンダリ IDE I/F にマスタとして接続している Pioneer DVD-RW ドライブ DVR-104 で稼働中まれにアクセス試行を連発。発生タイミングと I/F の違いから SCSI 側とは別件と認識(後にこれが誤りと分かる)。条件、タイミングがランダムなためハードウェアかソフトウェアかの切り分けができず
  3. BIOS での IDE デバイス認識中に "ATAPI Incompatible" のメッセージを確認(現象発生直後の再起動、コールドブートで各一回)。このことからハードウェア由来の現象と認識。原因がオンボード IDE I/F コントローラにあるのか DVD-RW ドライブにあるのかを切り分けるため、DVD-RW ドライブをプライマリ IDE I/F にスレーブ接続して様子を見る
  4. 接続条件を変えても引き続き同様の現象が発生(これに伴って先述の HDD アクセス速度低下が起こる)。DVD-RW ドライブの問題と目処をつけ、これを取り外す
  5. しばらくは現象も起こらず、一件落着と思っていたら SCSI 側で現象再発。試しにセカンダリ IDE のマスタとして DVD-RW ドライブを接続すると同じタイミングで現象が起こる。ここでようやく当初の現象とリンクしていたことが分かり、改めて原因を考え直す
  6. とりあえず思い浮かんだ原因は以下の三つ。 このうち、BIOS 起動時点でも発生すること、IDE 接続 HDD や SCSI 接続 PC カードリーダ/ライタには特に異常が見られないことからソフトウェア関連は無いものとして除外。マザーボードの交換はなにかと厄介なので消去法で他の要因を潰してからとする
  7. 手持ちのデジタルテスタで PC の電源を取っているコンセントの電圧を測るも電圧低下は見られず。BIOS 設定画面やマザーボード付属のモニタソフトで +5Vsb, +12V, +5V, +3.3V, VCoreA の各電圧を見てもこれまでと特に変わりはなし。電圧低下が原因ではない模様
  8. コンセントと電源ケーブルとを繋いでいるサージフィルタを外してみるも継続して現象は発生。これも原因ではない模様
  9. 外部ノイズ源としてはヒートポンプを回すエアコンや冷蔵庫、高周波を発生させる電子レンジなどもあるが、監視が困難であるし、考え始めるときりがないので一旦着目対象を PC 筐体内へ移す
  10. 筐体内でノイズ発生の原因となりそうな物は電源ユニットと 8cm 角ファン。特にファンはこれのノイズが原因と思われる機器の誤作動を何度か実際に見たことがある
  11. 試しに CPU クーラのファンを除く全てのファンを電源から切り離してみる。幸い今の時季は気温が低いので筐体カバーを開けておけばファンが回っていなくとも問題なし

現在はファンを外した状態で数時間経過。今のところ現象は起こっていない。このまま一、二週間ほど様子を見て、現象が再発しないようであればファンが原因と思われる。さらに絞り込むなり全て新品と交換するなりしよう。

これでダメなら電源ユニットを換えてみようか。


一月十九日

電子機器不調続出

身の回りにある電子機器が相次いで不調。

ひとつめ。今の TV の画面上部に数本の横縞が映るようになった。画面の輝度や下部に映る画像に影響されている様子。アンテナからの経路で変な反射でも起きてるのかと思い、中継ぎしているビデオデッキとそれを結ぶ同軸ケーブル、あともう一台の TV を繋ぎ換えてみてどこが悪いのか調べてみたら、結局 TV 本体が悪いと判明。

筐体側面に貼られたシールによると 97 年上半期製造とあるから七年以上使っている計算。寿命か。さしあたりニュースや天気予報を見るに支障はないし、ビデオデッキで録画したものには影響はないからそのままにしておくことになった。

ふたつめ。昨年七月に導入した無線 LAN の接続がブツブツ切れる。はじめ SL-C860 の CF I/F が原因かと思い、有線 LAN アダブタでしばらく使って見るも症状は出ない。 CF I/F に異常はない様子。そこで無線 LAN アダプタに差し替えて「ネットワーク設定」にある「接続の状態」タブで受信状況を観察していると、まずアダプタの LED 点滅にともなって「クオリティー」が 0% に落ち、次に「電波強度」が落ちていく。「クオリティー」が落ちた時点で送受信はできない。

ここで面白いのが、アダプタをぎゅっと握ると回復すること。アダプタ内部の基板とアンテナ部の半田付けが浮いてるとか? それとも俺の身体をアンテナにして出力の落ちたアクセスポイントからの電波を拾えるようになったのか。でも 2.4GHz 帯の短かい波長が 178cm の身体をアンテナにするのも妙な話だ。もう一つ別の無線 LAN クライアントがあればどちらが悪いか切り分けできるんだが、あいにくこれ一組しかない。週末に連れに会うときにアダプタの白黒をつけることにする。

で、自作 PC の方はというと、昨晩、軽症ながらも現象が再発。次の手を考えながら、ぶら下がっている空きの 5V,12V 電源ケーブルをいじってみたら同じ症状が再現できた。どうやら電源系が原因と見て間違いないようだ。接触の芳しくないところがあるのかも知れん。おりを見てプラグ関連を総点検してみよう。

光学系ドライブがいかれるとおちおちゲームも出来やしない。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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