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一言半句
-Diary-

平成十六年 弥生 上旬
-2004 March, Early term-


三月一日

湯浅皐月の独身義賊 X

風の昴がァ どっこいしょ〜 どっこいしょ〜 さいばぁあ〜〜♪
ってキャラ違うか。

ちなみにライターを挟んだりはしない。

IM の正しくない使い方

夜半、Regnessem をしばらくオンラインにしていると連れが一人オンラインに。話したそうなオーラが感じられたのでメッセージウィンドウが開くかと思ったら、アカウントの名前が顔文字と片言の文の形でちょこまかと変わる。とりあえず言いたいことは分かるので同じように返答を顔文字と片言の文にして名前を変更する。

そんな調子でおよそ二時間。ログは残らんし手間も多いこのやりとりだが、たまに起こるのはなんでだろう。

あるいはログが残らん方が好都合と言う事か。


三月三日

ザウ絵メモ追加

PrismPaint, PrismPocket 向けの Tips 集として「ザウ絵メモ 弐〜『Prism Paint』 & 『Prism Pocket』の小技〜」を追加。

どちらかというと覚え書き。


三月四日

『宇宙へのパスポート』読了

図書館で借りていた『宇宙へのパスポート』を読み終える。

SF 作家の笹本祐一が行なったロケットの打ち上げ取材旅行を日記形式で綴っている代物。具体的には NASDA の H-2 8 号機、NASA のスペースシャトル (STS92)、欧州宇宙機関 (ESA) のアリアン V 10 号機、NASDA の H-2A 初号機の打ち上げ旅行について。

笹本氏自身が作家であるし、同行するのが宇宙作家クラブ会員たち(特にあさりよしとお氏)だったりすることもあって、中には打ち上げとは関係ない内容にもけっこうページが割かれていたりする。空軍博物館見学とかアンミラもびっくりのサービス満点なアメリカのハンバーガショップ (HOOTERS) とかパリの博物館巡りとか。珍道中として面白おかしく(いや、実際面白いのだろうが)書かれているし、専門的な話は適宜親切な注釈が付けられているので一般の人にも楽しく読めるのではないだろうか。ともあれ、ロケットを打ち上げるという仕事も、それを取材するのも、なんとも大変なようである。

ところで全編を通し(後半は特に)、日本の報道関係がこの分野に対し無理解甚だしいことが折に触れて書かれている。記者会見でも幾度となく的外れで意味のない質問をする厚顔無恥さ加減とか、ロケットが飛ぶ仕組みすら知らぬ者が記者として打ち上げ現場へ派遣されている愚かぶりとか。そして彼らは理解出来ないことになると適当な数値や費用にしか興味を示さなくなるらしい。

たしかに、新聞などを読んでいると、自分の明るい分野について書かれた記事に首を傾げるような内容が見られることは少なくない。さもありなん。と思っていたらタイミングを計ったようにアホな記事があった。YOMIURI ON-LINE に昨晩掲載された「H2Aロケットの破片、有人潜水調査船で探索へ」(http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040303i312.htm) という記事。要は昨年十一月、打ち上げ失敗に終わった H-2A 6 号機の残骸捜索を無人探査機から有人潜水調査船「しんかい6500」に切り替える話なのだが、その中盤に脈絡無く段落を割いてこう書かれている。

これまでの無人探索には、打ち上げ失敗の保険金として下りた3億円を差し引いても、2億円以上かかっている。

こんなことををわざわざ書くことに何の意味があるというのだろう。資金支援を呼びかけでもしてくれるのか。わけわからん。

こんな事書く暇有るなら、その何千倍もの金額を無駄に費やしている箱物行政の歪みでも記事にしてくれ。

それともう一つ。ロケット打ち上げの際、肉眼では暗いロケット本体から眩しいロケットエンジンの炎まで見えるのにビデオカメラでは肉眼で見たように撮影出来ない、なんてことを折に触れて書いていて、スペースシャトル編では以下のように述べている。

これは私見だが、人間の目は、視界の中に明るいものと暗いものが同時に存在した場合、自分の視界の一部にだけフィルターをかける、あるいは部分的に絞りをかける、みたいな機能を持っているのではないだろうか。

肉眼にはマッハバンドなんて心理・生理的現象があるんでそういった考え方も面白いんだけれど。音の強さをデシベル dB で表すように、人間の知覚はその相関をとると対数であり、視覚もその例にもれない。それゆえダイナミックレンジが広く、同一視野内の暗いところから明るいところまでを同時に認識することができるのだが、デジタルカメラやビデオカメラで使われる CCD などは(出力が線形だから)そこまでのダイナミックレンジがない、とそれだけの話ではないかと思う。

ただ、 106〜107のダイナミックレンジを持つ対数変換型 CMOS イメージセンサも開発されているんで(コニカミノルタのプレスリリースシャープのニュースリリース)、そのうちロケット打ち上げを肉眼で見たのと同じように撮れるビデオカメラが一般販売されるかも知れん。……あさり氏が真っ先に買いそうだが。


三月五日

メモ:Mozilla での ins, del の扱い

HTML の要素は大別するとブロックレベルとインラインレベルに分けられ、ブロックレベル要素は文書内の見出しや段落など大きな枠組みとして、インラインレベル要素はアンカーや強調などブロックレベル要素内の部品として役割が決まっている。そして原則その役割が変わることはない。(ブロックレベル要素が入れ子状に置かれることはある)

その中で ins, del 要素は例外としてブロック、インライン両方の性質を持ち、文中のテキスト挿入などではインラインレベルとして、段落やリスト単位の挿入などではブロックレベルとして振る舞うことができる。

そのせいか Mozilla の DOM インスペクタで見てみると、ブロック、インラインを問わず body 内の他の要素を DOM Nodes ツリー内で指定すればブラウザ側で該当するボックスが点滅あるいは反転表示されるのに、ins, del 要素を指定してもブラウザ側では何も起こらない。

というわけで、Mozilla ではボックスを持たない ins, del 要素を CSS で border などボックス系指定しても反映されないので注意するべし。(ただし CSS で疑似要素 :before に content プロパティでテキストなどを入れるとそれに反映される)

Opera でも CSS で同様の表示をするが DOM インスペクタ相当の機能を知らないので中身は分からん。


三月六日

プラネタリウム鑑賞@松戸市民会館

昼過ぎ、風は強いが天気は良かったので、久しぶりに松戸市民会館のプラネタリウムを観に自転車で出かける。

13:20 現地到着、二階で入場券を買って四階のプラネタリウム室へ。今日は子供連れの家族が多く、いつもより席が埋まっている。13:30 上映開始。

まずは今夜の星空解説。19 時過ぎの夜空を投影し、見られる惑星(火星、金星、土星、木星)についてプロジェクタ投影の写真などを使い解説。ここから時刻を進めて冬の大三角形(シリウス、プロキオン、ベテルギウス)、リゲル、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、双子座、プレアデス星団(すばる)、ヒヤデス星団、牡牛座、カペラ、ぎょしゃ座、かに座、しし座、北斗七星、おおぐま座、こぐま座、カシオペア座とエピソードを交えながら説明。今回、いつもよりざっくばらんな気がする。

そのあとプロジェクタ投影。内容は日本での星や星座の呼び名について。プレアデス星団の和名である「すばる」とは勾玉など光り物を指す言葉であったこと、オリオン座の胴体部は「鼓星」と呼ばれていたことなど。カノープスが房総半島の一地方で「入定星」と呼ばれていたのは初耳。「めら星」は聞いたことがあるんだが。

約五十分でつつがなく上映終了。

帰りは追い風で走りやすくはあったが、点鼻薬を使わずに出かけたせいで花粉症の症状が。市立図書館分館に寄って本を一冊借りて早々に帰宅。

気温が低い分、花粉は飛ばないかと思ったが甘かった模様。


三月八日

風邪薬服用中につき

普段は胃腸薬以外滅多に飲まないせいか風邪薬が良く効く、どころか効き過ぎてうっかりすると意識が引きずられるように落ちていく。

眠いぜ眠いぜとっとと寝るぜ。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
WebSite URI: http://sp48k.t12i.net/