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一言半句
-Diary-

平成二十三年 弥生
-March, 2011 -


三月五日

花粉症シーズン始まる

飛散量は例年の数倍と言われながら天候不順で出足の鈍ったスギ花粉も、先月二十五日から一気に飛び始め花粉症の人達を苦しめている。

そういう自分もご多分に漏れず発症以来十五年は経つ花粉症持ち。毎年二月末から五月初旬までのあいだ眼のかゆみと鼻水に悩まされ、洗眼だ鼻うがいだ点鼻薬だ甜茶カプセルだとわずらわしい日々が続く。研究室で不摂生しなければあるいは、とも思うがいまさらどうなるものでもない。今年は症状が重くなることも想像に難くなく、ならばいっそ徹底的な対処を試してみようとかねてから聞いていた方法を実行に移した。

その方法とは単純明快。アレルギーによる炎症反応の元となるヒスタミン、その前駆体ヒスチジンの摂取を制限するというもの。ヒスチジンは成長期の子供にとっては必須アミノ酸であるが、成人後はその限りでない。ヒスチジンを多く含む食品を控えて体内のヒスチジン、ひいてはヒスタミンを減らすことで炎症反応の程度を下げる。ヒスタミンを多く含む食品は、主に肉、魚。つまり動物性タンパク質。例外もあるがここで挙げるときりがないので WHOLE FOOD CATALOG 内の一覧ページへリンクしておく。

さてその効果はというと、少なくとも偽薬効果ではなさそう。なによりまず起床時の発作的症状(いわゆるモーニングアタック)がまったくと言っていいほどない。そして 200〜300個/m3 くらいの飛散量なら軽い刺激を感じる程度で鼻をかむ必要も無い。600 や 700 ともなるとさすがに症状もでるが例年よりはまし。そして洗眼と鼻うがいをすればスッキリ解消する。今後アレルゲンが体内に蓄積していけばまた変わってくるやも知れないにしても、現時点ではそれなりの効果はあるように感じられる。

とはいえこの方法、単純明快ではあっても実践するのはなかなか難しい。実質ベジタリアンのようなもの。タンパク質は納豆や豆腐から、脂質は植物油からある程度摂るようにしているものの、皮下脂肪が(恐らく内臓脂肪も)ごっそり減ってか体重が 50kg 台前半にまで落ちた。痩せた姿に床屋の奥さんから心配される始末。必要なカロリーは摂っているはずでひもじくもないがこれにはいささか困った。痩せずに済むとなおいいのだが。

身体に合った薬を飲んで症状を抑えられればそれが一番楽だろうね。

カロリー計算を間違えて成人男子が必要な一日のカロリー量より 3〜400kcal 少なく摂っていた模様。どうやら痩せたのはそれによる可能性が高い。花粉飛散時期が過ぎるまではあまりタンパク質が摂れないこともあり、戻すには時間がかかりそう。失敗した。


三月十四日

生存報告

先週の地震で部屋の中は散乱したものの、怪我一つなく息災。安心されたし。

Twitter で呟いてるので報告した気になってた。迂闊。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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