MTB のメンテナンスは走行距離や汚れ具合に応じて適宜行なっているのだが、その作業の中でなにが厄介かというとチェーンの洗浄。ウエスを裏に当ててパーツクリーナを吹きつけてきたが、プレートはともかくリンク内部の汚れがいまいち取れている気がしないし、冬になるとクリーナの染みたウエスが凍えるほど冷たくなる。
手軽な方法を調べてみると、簡易着脱リンクでチェーンを外し灯油を入れた容器で攪拌する方法と専用器具を使う方法がある。前者は低コストが魅力的なものの強度面での不安を拭えないため、後者を考えることにした。
評判の良いチェーン洗浄器具として選んだのはPark Tool CM-5 Cyclone。ウェブで通販受付をしているいくつかのショップのうち一番安く買えるところへ洗浄オイルと共に注文。二日後には発送完了のメイルが届いたのだが、困った事に配送状況や運送会社への問い合わせに必要な「問い合わせ伝票番号」が書かれていない。今まで小規模小売店からの通販もいくつかしてきたが、こんな事は初めてだ。
一抹の不安を覚えつつ待っていると、翌日無事に佐川急便で着荷……したはいいのだが、梱包の段ボール箱を開くと品物を包んでいるのはエアキャップではなく、新聞紙一枚。いまどき八百屋だって新聞紙でくるみはしないだろうに。段ボール箱は洋菓子のそれだし、どんだけケチなんだろう? 店の土地柄だろうか。
梱包はさておき品物は無事に届いたから良しとしよう……と思ったら甘かった。CM-5 のブリスターパッケージを手に取ると、付属してるはずのハンドルだけが入っていない。台紙が天地逆に入っていることから、一度開封したことは明らかだ。おおかた何かの弾みで開いてしまい、ぶちまけた中身を慌てて収め戻したときに入れ損ねた、ってところだろうが、透明パッケージなのに梱包前に気づかなかったのが不思議だ。検品していないか、見ても分からない人が発送作業をしているのだろう。
ともあれそのままにして置くわけにもいかず、欠品の旨をメイル。テンプレート風のお詫びが返信され、その二日後の今日七日、代わりの品物が着払い伝票とともに佐川急便で着荷。今度はきちんと部品が揃っていたが、着払い伝票は同じく佐川急便のもの。近所に佐川急便の取次店はなく、遠い営業所へ持ち込むか電話で集荷を依頼するしかない。そしてお詫びメイルにも荷物の中にも佐川急便への問い合わせの案内は無し。「自分で調べろ」ということのようだ。いや、それくらいなんて事はないけれど。いいかげん頭痛くなってきた。
一回目の荷物に入っていた伝票の写しと一緒に部品の足りない品物を梱包してから集荷専用窓口に依頼の電話。その日のうちに集荷してもらい、翌日配送完了したことをサイトのお荷物問い合わせサービスで確認。
もうここでは買わん。