先週末に沈黙した居間の CRT TV の代わりとして注文していた液晶 TV が届く。こんなこともあろうかと、地上波デジタル放送用 UHF アンテナは昨夏不調になった VHF アンテナの交換時に設置済み。地上波デジタル放送はノイズもなく綺麗だし、ひところ言われた液晶パネル特有の残像感も倍速駆動で無いながらさして目立たない。
ただ、この機械は明らかに年寄りや子供に扱いきれる代物ではない。受信局走査などの初期設定は設置業者が済ませてくれるのでとりあえず観られはする。が、難解な本体メニューと UI、やたら多いボタンと細かい文字で埋まるリモコン、百ページを優に超える分厚い取扱説明書、とまるで最近の複雑怪奇なケータイのようだ。今回は俺が細かい設定を行なったからいいものの、親父とおふくろだけだったら多分お手上げ。
普及価格帯のモデルでさえこの有り様なのだから、ハイエンドモデルではどうなっているのやら。デジタル化、高機能化もけっこうだが家電業界は使い勝手について考え直した方が良いように思う。若い人ばかりが使うわけではないのだから。
一方、自室はいまだトリニトロン菅。PS2 と AV マルチ入力の組み合わせは捨てられない。