朝、おふくろの腎内科検診に付き添いで病院へ。診察予約時刻は 10:00〜、診察室に呼ばれたのは十一時手前。いつもよりは早い。
今日の検査結果から。クレアチニン 3.2mg/dL。なんかまた大幅に増えてるんだが。先月ネオーラルの処方を 75mg から 100mg に変えたが、効能やこれまでの実績を鑑みるとこれが原因とは考えづらい。昨年夏頃からの推移を見るに進行期と考えるのが妥当か。歯止めをかけたいところだが、往々にしてこういうときは何しても無駄だったりする。アルブミンは 3.4g/dL でほぼ一定。おかげでむくみが少ないのは助かる。
一方、ヘモグロビンも 8.9g/dL となっており、腎性貧血と思われる。これは腎臓が分泌する造血ホルモン(エリスロポエチン)が腎機能低下により不足することで起こる症状。貧血は体内の組織、器官の機能を低下させる。もちろん腎臓自身もこれに漏れることはない。したがって、この症状は腎機能の低下を招き、それがさらに造血ホルモンの不足を……と悪循環に陥る。
さいわいなことに、この造血ホルモンは人工的に生産されており、腎性貧血患者に投与することで症状の改善が可能。というわけで早速エスポー皮下用(キリンファーマ株式会社製)を肘に注射してもらう。一昔前はもっと症状が進んでからでないと使われなかったそうだから、微生物化学の進歩で供給が潤沢になったのかも。
進行によっては次の段階を考えなければいけないところだが、何にしろもう少し経過を見る必要がある。処方はそのままで四週間後に様子を見ることに。
診察室を後にし、一階で会計を済ませ、薬局で処方薬を購入して、ほか弁屋に寄りつつ正午過ぎに帰宅。
次回は来月の十四日。
先週ショップから引き取ってきた MTB は相変わらずフリーがひっかからないことがある。特に 10km くらい走ると症状が顕著。停車し、次の発進に備えてクランクを一旦逆回転させ、踏み出しやすい位置に合わせようとすると優に半回転はスカッと抜ける、なんてことも。フリー内のラチェットに噛み合いの悪い位相があってそこに当たるとすっぽ抜けると予想。ともあれこのまま乗り続けるのはさすがに怖い。
仕方なく午後にショップへ行きその旨を話す。店長、渋い顔のまま電話でメーカと交渉の結果、互換性のある一グレード上のフリーと交換することに。パーツの到着は来週とのこと。面倒なので乗ってきた MTB をそのまま預けて徒歩で帰る。
ところで、さり気なく電話でのやりとりを聞いていた限りでは対処が定型化している雰囲気。どうやらこの症状はメーカにとって初めてでは無さそうだ。設計の甘さか品質管理の悪さかはわからないけれど、この部品の不良率がリコールするほどではないにしろ高いのではなかろうか。
別方面から探ってみるか?