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一言半句
-Diary-

平成十九年 卯月 中旬
-2007 April, Middle term-


四月十四日

「宇宙科学講演と映画の会」へ

昨年で味を占めて、今年も 第26回 宇宙科学講演と映画の会へ。

今年も混雑するだろうと、会場の明治安田生命ホールへ十二時半に着く。が、係の人は「開場は午後一時半からですので」と中に入れてくれなかった。昨年はなまじ待合いのスペースへ入れてしまったせいで開場時刻を前倒しせねばならなかった、という経緯があっての事だろう。

しかたなく近くのビックカメラで時間を潰し、午後一時十五分頃に再び足を運ぶと今度は入れた。待合いのスペースは既に結構な数の参加者で賑わっている。入ってすぐに、はやしのさんの姿が目に入ったので受付でパンフレットの入った封筒をもらったあと合流。開場の時刻まで立ち話。開場と同時にはやしのさん先導で後段二列目の中央近くの座席を確保。視界を遮る物もなく演台全体を見渡せるベストポジション。しらばくすると補助席や立ち見客もちらほら。

午後二時開会。司会はおなじみ的川泰宣先生。井上一本部長の挨拶のあと、機材の準備が済むまで間を持たせるべく話をするなかで「受付でお配りした封筒の裏側にスタンプが押されている方は、のちほど受付で景品を差し上げます」とひとこと。ふと期待もせず手元の封筒を見ると、果たして M-V のスタンプが押されていた。マジか。

講演は藤原顕先生による「「はやぶさ」が見た小惑星イトカワ」と、満田和久先生、村上浩先生、清水敏文先生による「日本の天文衛星 −そのめざましい成果−」が休憩をはさんで一時間ずつ。

藤原先生は理学方面での「はやぶさ」の成果を画像やグラフを交えて淡々と語っていく。そのさまは老教授の講義といった風情で学生時代を思い出させるが、いささか内容が難しいところもあってか退屈な参加者も居たようだ。個人的には「イトカワ」表面に分布する岩石の大きさや形状と地上実験で得られた結果との比較によって得られた知見が整理されていて興味深かった。それと観測結果に基づく「イトカワ」の三次元形状情報から作られた立体映像を配布済みのメガネで見られたのが楽しい。映像はQuickTimePlayerで再生していた。ウェブでも公開してくれると嬉しいのだが。

満田和久先生、村上浩先生、清水敏文先生はそれぞれ二十分の持ち時間で天文衛星「すざく」「あかり」「ひので」の紹介とその観測成果を披露。どれも比較的最近打ち上げられた衛星で観測期間が短いせいもあってか、取得データの解析も完了していない画像が出てきたりと「現在進行形」のプロジェクトであることを感じさせる。また三者三様の語り口で人柄が感じられたのだが、持ち時間が短く村上先生などは話し足りなげな風にも見えた。プロジェクトが一段落して成果が纏まった頃にお一人ずつ一コマ取っての講演を聴いてみたい。

講演が終わり質疑応答までの空いた時間に受付へ景品を受け取りに行く。品物は「ペンシルロケット木製工作キット」
なんと実物大。中身はまるで夏休みの工作キットのよう。
中を見て二人でバカうけ。せっかくだしあとで組み立てて飾るとしよう。

このあと先生方への質疑応答、映画「宇宙の謎に挑む 2006」の上映、そして閉会。

閉会後は例によってはやしのさんを誘ってルノアールでお茶。「三十分」と誘っておいて二時間近く話し込むのはなんとかしたいところ。話題はひみつ。

今年も楽しかったデス。来年はどんな講演が聴けるのかな。


四月二十日

腎内科検診付き添い

午前、おふくろの腎内科検診の付き添い。今回の診察予約時刻も 10:00。検査までは早く、待合室の患者数も少なかったが、待っている途中からどんどん人が増えていき、診察室へ入ったのは 11:00 すぎ。仕方あるまい。

前回から気づいていたこと。他の先生が九時頃から診察を始めるのに対し担当の O 先生は八時半前から診察を始めている。こなさねばならない患者数が多いのもあるのだろうが、患者側としては頭が下がる思いだ。

さて今回の検査結果。とても安定。コレステロール値が高いところまで安定して欲しくはないけれど、贅沢を言い始めればきりがない。これから気候が暖かくなり、血管の拡張や発汗が促されることを考えれば、半年は悪い方向に転がることはないだろう。薬の処方も変えず。

診察後、診察の会計と薬の購入を済ませて正午過ぎに帰宅。

次回は再来月の一日。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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