「「はやぶさ」の姿勢制御装置(リアクションホイール)の不具合について」によると、搭載するリアクションホイール三基のうち二基目にも不具合が生じてしまったらしい。幸い、今のところは残り一基のリアクションホイールと姿勢制御用の化学エンジンによって姿勢を維持できているようだ。
ただ、このまま運用して行くにしても、本来は最低でも二基のリアクションホイールで運用される想定で設計されていたはずで、足りない一基分を補う化学エンジンの推進剤は予定以上に消費することになる。重量制限の厳しい探査機にそうそう余分の推進剤は積んでいないだろうから、今後予定しているサンプル採取とロボットランダ「ミネルバ」投下をおこなう為の「イトカワ」へのタッチダウンに支障がなければいいのだけれど。
贅沢言うようだけれど、サンプルリターンまで成功して欲しい。
今のキーボードを買ってから丸三年。気を遣ってきたつもりだがさすがにキートップその他の汚れが目立ってきた。汚れたところで操作に支障が出たり壊れたりする訳ではないものの、つかっていてあまり気分は良くない。せっかくなのでこれを機に掃除することにした。
掃除の仕方は IBM 5576-B01 のときとだいたい同じで以下の手順。
キートップを洗った残り湯はそれなりに濁ったし、本体基板や下側カバーにも思いのほか埃やゴミが溜まっていた。三年間は長かったらしい。一方、掃除されたキーボードは新品ほどではないにしろ白さが戻って気持ちいい。
ちなみにこの作業、特に技術などは必要ないので二〜三百円のキートップ引抜き工具を買えば誰でもできる。ただしやたらと数の多いキートップを外したり洗ったり取り付けたりしなければならず、けっこう時間と手間が掛かる。配列記憶テストを兼ねてパズル感覚でキートップをはめ込んだりと、のんびりやるのが良さそうだ。
今回は ScrollLock と Pause を入れ違えた。どっちも使わんものなあ。