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一言半句
-Diary-

平成十七年 神無月 上旬
-2005 October, Early term-


十月四日

「はやぶさ」にリアクションホイールの不具合

「はやぶさ」の姿勢制御装置(リアクションホイール)の不具合について」によると、搭載するリアクションホイール三基のうち二基目にも不具合が生じてしまったらしい。幸い、今のところは残り一基のリアクションホイールと姿勢制御用の化学エンジンによって姿勢を維持できているようだ。

ただ、このまま運用して行くにしても、本来は最低でも二基のリアクションホイールで運用される想定で設計されていたはずで、足りない一基分を補う化学エンジンの推進剤は予定以上に消費することになる。重量制限の厳しい探査機にそうそう余分の推進剤は積んでいないだろうから、今後予定しているサンプル採取とロボットランダ「ミネルバ」投下をおこなう為の「イトカワ」へのタッチダウンに支障がなければいいのだけれど。

贅沢言うようだけれど、サンプルリターンまで成功して欲しい。


十月八日

キーボード掃除

今のキーボードを買ってから丸三年。気を遣ってきたつもりだがさすがにキートップその他の汚れが目立ってきた。汚れたところで操作に支障が出たり壊れたりする訳ではないものの、つかっていてあまり気分は良くない。せっかくなのでこれを機に掃除することにした。

掃除の仕方は IBM 5576-B01 のときとだいたい同じで以下の手順。

  1. キーボード上側カバーを外す
  2. キートップ引抜き工具でキートップを全て外す
  3. 食器洗い用中性洗剤を混ぜたぬるま湯を洗面器に張り、外したキートップを入れて一〜二分もみ洗い
  4. 一つ一つ汚れが取れたかを確認しながら水を張った別の洗面器へ移す
  5. 水を何回か取り替えつつキートップを濯ぐ
  6. 水を切ったキートップを広告の上に広げて乾燥
  7. キートップを洗った後の残り湯をつけたメラミンスポンジで、キーボード上側カバーの汚れを取る
  8. キーボード上側カバーの濯ぎと乾燥
  9. キーボード本体基板とキーボード下側カバーに溜まっている埃、汚れを掃除機と綿棒で取る
  10. 乾いたキートップをキーボード本体基板にはめ込み
  11. キーボード上側カバー取り付け

キートップを洗った残り湯はそれなりに濁ったし、本体基板や下側カバーにも思いのほか埃やゴミが溜まっていた。三年間は長かったらしい。一方、掃除されたキーボードは新品ほどではないにしろ白さが戻って気持ちいい。

ちなみにこの作業、特に技術などは必要ないので二〜三百円のキートップ引抜き工具を買えば誰でもできる。ただしやたらと数の多いキートップを外したり洗ったり取り付けたりしなければならず、けっこう時間と手間が掛かる。配列記憶テストを兼ねてパズル感覚でキートップをはめ込んだりと、のんびりやるのが良さそうだ。

今回は ScrollLock と Pause を入れ違えた。どっちも使わんものなあ。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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