メーカ修理に出していた CF タイプ無線 LAN アダプタが宅配便で戻ってきた。くれると言っていた電話連絡はなかったがそれはさておき、同封されていた対応報告書を見ると故障箇所は「ご指摘の症状を確認しました。」
、対応内容は「検査良好品と交換致しました。」
とある。予想通り。さっそく手元の SL-C860 に接続して長時間使ってみたところ、検査良好品だけあって受信感度の低下は全く見られない。良き哉。
しかし修理に出したのは先月二十二日。丸一ヶ月。症状は PDA の機種やアクセスポイントに依らず十五分もあれば確認できたし、丸ごと交換しか手段はあるまい。ちょいと長くかかりすぎてないか。
メーカのウェブサイトに掲載されている製品一覧からすでに外されていることを考えると、故障率が高いとか、製造終了により代替品の確保が難しいとかが理由だったりすると今後が不安なんだが。シャープの動作確認済み CF タイプ無線 LAN アダプタがぼちぼち店頭から姿を消してきてるのも心配。大丈夫か?
Prism3.0 chip 対応ドライバ出してくれないかしら、シャープさん。
ここしばらく市立図書館のプラネタリウムにご無沙汰していることを思いだし、午後、買い物がてら観に行く。
一階カウンタで観覧券をもらい二階のベンチで待っていると上映五分前にプラネタリウム室のドアが開き、中に入る。今日は俺を含めて十人くらい。
前半は今夜の星空。オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、おうし座、ぎょしゃ座、すばる、ふたご座、などなど。ベテルギウスとリゲルにからめて星の一生についても少々。また、おおいぬ座右下のはと座とからめてノアの方舟について。方舟が流れ着いたというアララト山に巨大構造物が見つかった云々の話も出たが、この報道自体は結構前に聞いた覚えがある。結局どうなったんだろう?
特集は天文に関すると思しき古代遺跡について。イギリスのストーンヘンジ、エジプトの三大ピラミッド、ナスカの地上絵、マヤの神殿などを挙げる。解説員の話によると、苫小牧から札幌への道中にストーンヘンジとモアイ像のある霊園があるらしい。存在意義がわからん。
約一時間の上映が終わり、コピー機刷りのパンフレットをもらって H-2A F7 の打ち上げライブ中継を見るべく急いで帰宅。
結局、通信系の障害で打ち上げが遅れていて急ぐ必要は無かった……。
予定より少々遅れて 18:25 打ち上げとなった H-2A F7 のインターネットライブ中継を見るべく、早めに夕食をとって PC にかじりつく。
18:20 頃 (X-270sec.) から音声アナウンスが頻繁に流れるようになり、18:25 リフトオフ。ぐんぐん上昇していき、あっというまにカメラでは捉えられなくなる。コンピュータ上での航路画面とテレメトリ画像、そしてシーケンスと状況を逐次伝えるアナウンスが刻々と流れていく。シーケンスは至って順調のようで何度も「エンジン正常」「飛行は順調」と繰り返されていた。
見ていてちょっと驚いたのは液水タンク内の画像までが映っていたこと。エンジンや各分離箇所はともかく、今までこんなところ映してたっけ? というか、こんなところの画像まで送れるほどテレメトリの送信帯域が広くなったのだな。
そんな調子で MTSAT-1R 分離まで無事に完了。分離画像が映らなかったのは残念だったけれど、打ち上げが成功したのは何よりだ。
しかし終わったのはあくまで打ち上げまでであって、ミッション全体は終わっていない。公式資料によると、分離された MTSAT-1R は静止軌道への投入までに 5 日と 16 時間、軌道位置調整完了までには 9 日と 18 時間もかかる。それから軌道上での各試験を行なった上で、ようやく本来の役割である気象、航空ミッションの稼働が始められるはず。まだまだ気は抜けない。
がんばれー。
「ドコモ、PHSの新規受付を終了、2年をめどにサービス停止も 」だそうだが、困ったなこれは。現在使っているのがドコモのパルディオ 611S +データプラスプランで割引など諸々で月額二千円弱。通話、通信ともそう多くは使わないからこれで収まっているし、一機体で纏められているので自分としては理想に近い利用形態だったのだけど。
今の形態をやめて通話と SL-C860 での通信環境を確保したとすると、以下の組合わせがある。
携帯電話+ PHS データ通信カードだと、なにかと自由度が高いがいかんせんランニングコストも高い。己の使用頻度から考えるとそこまでの必要は全くないのでこれは却下する。。
一方、携帯電話+通信カードとなると、携帯電話+サン電子のマルチファンクション通信 CF カードか、Bluetooth 対応携帯電話+ Bluetooth CF カードの組合わせがある。こちらはトータルコストが低く、使用頻度から考えてもこれで十分だろう。
ただ、マルチファンクション通信 CF カードだと電話本体とケーブルで接続しなければいけない。座っているときならともかく街角で立ち止まっての通信にはちょっとつらい。また、 Bluetooth CF カードは Bluetooth 対応の電話機自体が少なく、カード自身もマイナーで今後動作する PDA がどれだけあるかも怪しい。早晩 611S と同じ末路になる可能性もある。
結局、今の時点ではどの選択肢でも現状のような使い勝手とコストパフォーマンスを得ることはできない。これは MI シリーズにくらべ SL-C シリーズでのデータ通信手段が少なくなっていることも遠因なのだが、それはさておきどうしたものか。
もうしばらく様子を見た方が良いかな。