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一言半句
-Diary-

平成十七年 如月 中旬
-2005 Februaly, Middle term-


二月十一日

PHS 直らず

かれこれ五年以上使っているドコモの PHS(PALDIO 611S) は、裏側から筐体を留めている四本のネジのうち下側の一本がいつの間にか外れて無くなっていた。普通に使うぶんには特に支障はないのだが、なにかの拍子でショックを与えるとその部分のはめ合いが若干開き気味になり、フリップを閉めても押されるはずのスイッチが押されずキーロックが効かなくなる。

外れたのが通常のネジなら良かったのだが、プラスでもマイナスでもない五芒星型の頭なので昔使っていた PALDIO 341S のネジを流用することもできない。かといって、これのために特殊ドライバーを買うのもなんかもったいない。

というわけで地元のドコモショップへネジを締めてもらいに行く。

入口の受付嬢に案内されて修理窓口へ。担当の女性に状況を説明すると「合うネジがあるか探してみますので少々お待ち下さい」と言われ、そのまま待つこと十五分。戻ってくると「同じネジがなかったので」とメルセデス・ベンツのマークのような頭のネジが締められてきた。また特殊ネジかい。しかしよく見ると頭が少し浮いていて完全には締まっていない。そのせいか筐体に力を掛けるとやはり開き気味になる。ネジが長すぎるのか。

仕方ないので念のため持ってきた 341S を出し、これのネジを流用するよう頼んでみる。少々イレギュラーなので断られるかと思ったら快く引き受けてくれたのだが、そのまま待つことまた十五分。「今度はネジもあるのになんで時間が掛かるんだろう?」と首を傾げていると複雑な顔をして戻ってきた。曰く「同じネジでも締めきれないので筐体を開けてみたところ、プラ製の筐体カバーからナットが外れていて用を為していない」とのこと。

こりゃここではお手上げかと思っていると、「試しにナットを接着剤で留めてみましょうか?」と提案が。「それはドコモの立場から言って良いのか?」という疑問はさておき、せっかくの申し出なのでお願いしてみる。そして待つこと今度は三十分。奮闘の末に戻ってきた答えは「上手くいきませんでした……」。ありゃ。

こうなるとメーカ送りにして筐体カバーまるごと交換しかないそうで、預かり修理になるのと七千円かかるとのことでそれはやめた。「あとはメーカ修理には出せなくなりますが、カバーのはめ合い部分に接着剤を……」と言われたが、「ドコモさんの立場的にそれはマズいでしょ?」と答えて遠慮しておく。

そんなこんなで都合一時間近く掛けて結局直らず。そのことについて担当の女性はずいぶんと恐縮した様子。しかし、見ていた限りでは誠意を以て対応してくれたし(ちとチャレンジャーに過ぎるところはあるが)努力もしてくれたのだから、こちらとしてはありがたく思いこそすれ腹を立てる理由はない。これでごねたらクレーマーだ。

頑張ってくれたことにお礼を言ってドコモショップを出る。ま、ショックを与えないように気を付けて使えばまだしばらくはもつだろう。

って、たかつきからの借り物なんだけどな、実は。


二月十三日

ロバート・キャパ写真展

日本橋三越本店で開かれるロバート・キャパ写真展『キャパ・イン・カラー』をちょっと観てみたい。キャパの作品自体にはそれほど興味はないのだけど、六十年前の日本を撮ったカラー写真というのは貴重ではなかろうか。

日本橋なら走れる距離だし、天候さえ悪くなければ今度の土、日あたり行ってみよう。

しかし週間予報では傘マークが。


二月十六日

IE7βって……

MS がスタンドアロンアプリとして IE7β 版を今夏にリリースするという。新機能搭載とセキュリティ向上、それ自体は良いことだ。しかし、問題は現時点においての方針が「Windows XP SP2に対してのみ提供される」こと。「Windows 2000についてはユーザーからの要望を聞いている段階」らしい。俺は自宅では当面 Xp を使うつもりはないから、下手をすると使えないことになる。

そうなったところで俺自身は IE を WindowsUpdate くらいにしか使っていないから構わん。でも IE7 がレンダリングエンジンを書き換えて IE6 までとは違った HTML/CSS バグを背負ったとしても、俺が公開しているサイトの HTML/CSS については対応できず表示が乱れたままになる。知らんぞ。

まあ、いちおう何らかの方法で表示確認くらいはするつもりだが、あまり酷いようなら IE7 には CSS を読ませないようにするしかなかろう。

こう言うこと考えてないだろうな、ゲイツ。


二月十七日

DmBlogger へ移行

SL Zaurus 用 RSS アグリゲータ DmBlogger が 1.2.0 で未読/既読管理と日時順ソートが実装されたので ZauRSS から移行。opml インポート/エクスポート機能も実装されたおかげで PC 上から opml ファイルを持ってくるだけで済む。

これで DmBlogger と q2ch をバックグラウンド巡回させながら w3m でウェブを見てまわる、PC と遜色の無いおきらくごくらく環境が文字通り手中に。PDA でこんなことができるとはいい時代になったものだ。

しかし、ほとんど NetFront 使わんな、最近。

ティアか、写真展か

どうやら土曜日が雨になるのは確実のようなので、キャパの写真展を観に行くのは日曜にしよう……と思ったら日曜は COMITIA71 があることに気がついた。

写真展はこれを逃すとしばらく見る機会は無さそうだし、COMITIA も前回行けなかったから久しぶりにBABさん村山さんへ挨拶に伺いたいところ。どうしたものか。

両方行くには時間が足らなげ


二月十八日

腎内科検診付き添い

月に一度のおふくろの腎内科検診に付き添い病院へ。

今回から栄養指導が無くなったので検査のあと予約時刻の午後二時まで一時間半待ちぼうけ。することも無く待合室の椅子でぐうすか寝ていた。

二時ちょうどに中待合室に呼ばれたがやはり先客に長く話す人がいて、診察室に呼ばれたのは四十分後。

中に入り、さっそく検査結果を見ましょうという段で O 先生に電話が。やりとりを聞くともなしに聞いていると、どうも個人診療所(「サテライト」と呼ぶらしい)からろくなデータも添えずに障碍者認定の昇級依頼をする患者がこちらに回されてきたらしい。おそらく手続きやらなにやらが面倒でのことだろうが、患者も遠くから慣れない病院に来るのも大変だろうし、こちらの病院だってそんな無責任なことされても困るはず。酷いところだな。O 先生もご立腹の様子。無理もない。電話が終わって戻られた O 先生につい「大変ですね」と声を掛けてしまった。

さて、検査結果はというと、ほとんど変わっていない。クレアチンが 0.1 変わったくらいで良くも悪くも安定している。俺も O 先生も苦笑い。「少しずつ良くなっていく症例もありますから」とは O 先生の弁。まあ持久戦のつもりで腹を括るしかあるまい。

さしあたり薬の処方はそのまま継続。次回に蓄尿検査を行なうのでその用具をもらい、お礼を言って診察室を後に。会計での支払いと隣接の薬局で薬を購入。まっすぐ帰宅。

次回は三月二十五日。

散髪へ

病院から自宅に戻ると四時前。微妙に時間が空いたので散髪へ行く。二ヶ月半振り。

平日午後だけあって空いていたから到着してすぐ散髪開始。隣の席で整えて貰っていた八十四歳になるおばあちゃんの達者振りや、先日の大きめの地震、同じ商店街で連れが営む酒屋には巷で万単位の価格で取り引きされてるレアな焼酎が定価の数千円で売られていることなど、他愛のないことを若旦那と話しながら散髪して貰う。

そういえば若旦那が研究熱心なことを思い出して、シャンプーの選び方を訊いてみる。俺はどうも普通のシャンプーだとフケが出やすく、あれこれ試した結果ライオンの『植物物語』に落ち着いたのだが、最近は売場で見かけることすら無くなってきたので代わりを買う際にどんなシャンプーを選べばいいのか知っておきたかった。

曰く、フケが出やすいのはいわゆる乾燥肌で洗浄力の強いものだと頭皮の脂を根こそぎ取ってしまうそうだ。したがって洗浄力のあまり強くない潤いを残すようなものが合うだろうという話。なるほど。つい泡立ちが良くサッパリするものを選んでしまいがちだがそれではいかんということだ。ちと調べてみよう。

一時間少々で散髪が終わり、調髪料四千円を払って店を後に。帰りしな薬局で切れかけの液体歯磨きと今シーズン分の甜茶をまとめ買いして帰宅。

次は四月末ころか。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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