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一言半句
-Diary-

平成十六年 師走 中旬
-2004 December, Middle term-


十二月十一日

プラネタリウム鑑賞@松戸市民会館

風もなく陽気も良いので午後から松戸市民会館のプラネタリウムを観に行く。

たまにはいつもと違うルートをと思い、県道、国道経由で走るが県道のなかばから渋滞に捕まり萎える。素直に混まない裏道を通るべきだったか。

午後三時すぎに現地到着。二階で入場券を買って一服の後、開始十分前に四階のプラネタリウム室へ行くと俺以外の客は見当たらない。あとから増えるだろうと高を括って座っていたら、結局ほかに客は来ないまま扉は閉まり上映開始。貸し切り状態かよ。

考えてみれば、天気の良い週末の午後に好き好んで場末のプラネタリウムを見に来ようと思う奴も珍しいのかも知れん。俺一人が来なければ上映に要する電気代もかからなかったろうし、解説の人も楽が出来たのかも、と考えると申し訳ない。

それでも仕事は仕事として、きちんと上映はされた。前半は「今夜の星空」で今晩午後九時すぎの夜空に見えるであろう星々を解説。いつもよりチョイスする星がマニアックで説明が詳しいのは、小さな子供や女性客がいないからなのか、いいかげん俺の顔が覚えられているからなのか。後半は土星探査機の名前ともなったイタリア人天文学者カッシーニについてのプロジェクタ投影。そういえば探査機カッシーニが土星に到着した時は一般マスコミのニュースでも観測データやらが随分と取り上げられたものだが、最近はとんとそちら方面からのニュースを聞かんな。まあ、一般マスコミの報道だと誤解釈が少なくないし、NASA のカッシーニ用コンテンツで随時情報が公開されてるから構わんけれど。

約五十分間の上映が終わり、解説の人に軽く会釈をして退室。日没のせまるなか、前後のライトを点灯してまっすぐ帰宅。

あ、あと十日で冬至だ。


十二月十三日

流星撮れず

今晩がふたご座流星群の極大期であるようなので、ものは試しと午後九時すぎにデジカメと三脚を担いで近くの河原まで行ってみた。

しかし、空は低い雲で七割がた覆われているわ、市街地の明かりが大気で拡散して思いのほか明るいわ、遠くを走る車のヘッドライトが視界に入って目は慣れないわ、予想していたよりコンディションが悪い。げんなり。

とはいえこのまま帰るのも癪であるから、三脚を立てて雲の切れ間を狙ってシャッターを切りながら一時間ほど粘ってみた。すると北天を中心に晴れてきたのでそちらにカメラを向けて引き続きシャッターを切る。まあ、そんなタイミング良く撮れるとも思っていないので、カシオペア座から辿って北極星とか、すばるを見ても六つの星には見えないってのは視力落ちたのかなあとか、ふたご座のカストル−ポルックスの隣に土星が並んでいるから今はみつご座だとか、空を眺めて他愛もないことを考えつつ。

そうこうするうち、直前に充電してきたはずのデジカメの電池が切れた。気温が下がって電圧も落ちたということか。長期戦のつもりはなかったからあいにくと予備の電池も予備のプリンも持ってきていない。そろそろ日も変わる時刻だったので素直に店じまいして帰宅。

冷えた身体を紅茶で温めながら、撮ってきた都合三十二枚を PC の画面で精査するもやはり流星は一枚も写っていなかった。まあやっつけ装備の試し撮り、仕方あるまい。目視でいくつか見たからそれで十分。

明晩もチャンスなんだが、今晩以上に冷え込みそうなのがなあ。


十二月十七日

腎内科検診付き添い

月一回あるおふくろの腎内科検診に付き添いとして病院へ行く。

今回は午後で一番早い午後一時半からの予約。しかしその前に検査と栄養指導を受ける必要があるため、午前十一時すぎに家を出て、十一時半に検査、十二時から栄養指導とこなしておく。

一時四十五分ころに呼ばれ、診察室へ。検査結果を見る O 先生の表情はあまり芳しくない。血中タンパク(血清アルブミン)が 3.1% から 2.7% に下がってるそうな。尿中タンパクは相対値しかわからないが、血中タンパクの結果を見るに好転しているとは考えづらい。前回変えた処方では効果が上がっていないことになる。薬との相性に個人差があるのはわかっているものの、正直なところがっかりである。

このままタンパクの流失が抑えられないならばもう少し強い薬を使うことも考えた方が良いかも、と相談。具体的には副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤であるが、前者は効果に疑問符が付くうえ確実に血糖コントロールへ悪影響を及ぼす副作用があるため後者が良いだろうという話。それでも外来でいきなりの処方は難しいので、まずは二〜三週間入院して様子を見ながら処方量を調整することになる。前回の教育、検査入院より方向性は決まっているものの、おふくろは嫌がりそうだ。

とりあえずあともう一ヶ月この処方で続けることにして、来月は尿タンパクを定量的に量る外来蓄尿を行なうため道具一式をもらって診察室を出る。

一階の会計で支払いのあと、売店で腎臓病患者向けの低タンパク低塩分食品をいくつか、それと最寄りの薬局で処方箋の薬を購入して帰宅。

次回は来年一月の十四日。


十二月十八日

プラネタリウム鑑賞@市立図書館

地元繁華街でいくつか買い物がてら、市立図書館へプラネタリウムを観に行く。

先日の松戸市民会館でもそうだったが、今回も俺を含め計四人と観客が少ない。もしかして、人気、下火? 閉鎖されなきゃいいんだけど。

前半の「今夜の星空」では夜七時に見えるペガスス、アンドロメダ、カシオペア、くじら、ペルセウスといった秋の星座一通り、それと真夜中に見えるオリオン、おおいぬ、こいぬ、おうし、ぎょしゃ、ふたごといった冬の星座一通りを解説。すばるは実物と違ってきちんと六つの星に見えた。

後半のプロジェクタ投影ではキリスト生誕にまつわる「ベツレヘムの星」。このあたりは去年の投影とおおむね同じであった。まあ時節ネタだし。

約一時間の投影が終わり、受付のテーブルに並んでいた今月、来月分のパンフレットをもらって退室。日も暮れようとする頃、まっすぐ帰宅。

そういや白井のプラネタリウムって今なに上映してるんだろう?

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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