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一言半句
-Diary-

平成十六年 葉月 上旬
-2004 August, Early term-


八月四日

検診付き添い

先月二十四日に退院したおふくろが退院後初の検診とのことで、付き添いとして大学病院へ行く。検査は予め先月二十八日に行って済ませてあるから今日は診察だけ。

午前の分は栄養指導と糖尿病。二つとも予約は十一時半からとダブルブッキングしていたが、看護師さん曰く「糖尿病の診察は遅くなるから」ということで栄養指導へ先に行かせる。もし呼ばれても対応出来るよう待合室で待っていると、十五分ほどであっさり終えて戻ってきた。

そのまま引き続き待っているも全然呼ばれない。せいぜい三十分遅れくらいかと予想していたら二時間遅れの午後一時半にようやく呼ばれた。さすが大学病院。診察室に入ると初診の時の先生がかなり疲れた様子でカルテを読んでいる。多少休憩を挟んでいるにしても、朝からこの時間までずっと診察してればそれは疲れるわ。待ち時間が長いと文句を言う患者も多いけれど、医者も楽ではない。まあそれはさておき。

検査結果によると血糖コントロールも良い具合で、糖尿病に関しては比較的良好な経過らしい。この分ならば大学病院で診なくとも、ということで始めに紹介状を書いてもらった O 医院への依頼状を書いてもらう。こちらとしても自宅近くで待ち時間が少ない方が楽であるからありがたい。いくつか今後についての話をしたあと、お礼を言って診察室を出る。

午後の分は三時から腎臓内科の診察が予約されている。しかし、昼飯は食べてないわ、おふくろは薬を持ってきてないわで、車で一旦自宅へ。こんなこともあろうかと家にいる親父にとっとと食えるものを用意するよう頼んでおいたので、戻るなりチャーハンを掻き込んでからまた車で病院へ。内科の待合室には二時五十五分到着。

ここで三十分ほど待って、診察室へ。俺はもちろん、おふくろも初めての先生であったため、まずは状況説明から受ける。曰く、切羽詰まってはいないがあまり良くもないらしい。五種類の薬でそこそこに抑えてはいるものの、尿タンパクと血清アルブミンはあいかわらず正常範囲外。O 医院のような個人医院に引き渡すには少々厳しく、薬を二種類くらいに減らせるまではしばらくこちらで経過を診ましょう、とのこと。仕方あるまい。血糖コントロールを乱すステロイド剤を使わずに済んでいるだけ御の字だろう。

次回検診日の予定などいくつか話し、お礼を言って診察室を出て、看護師さんから説明を聞きながら診察カードや処方箋などが入ったファイルを受け取る。そこでとんちんかんなことを曰うおふくろにもきちんと対応する看護師さんは偉いというか、申し訳ないというか。

一階に降り、初診受付で保険証が新しくなった旨の手続きをしてから会計受付へファイル提出。ほどなく会計を済ませ、病院前の薬局で処方された薬一式を購入。車に乗って五時に帰宅。

それにしても、大学病院に行くとホント一日仕事だわ。


八月六日

夏コミ準備開始

今年の夏コミもあと一週間と近づいたのでそろそろ準備を始めないとまずかろう。

やるべきことはサークルチェックと部屋の掃除なのだが、とりあえずはお手軽なサークルチェックから。CD-ROM 版カタログは既に買ってあるから、まずは昨年までのチェックデータとウェブで巡回しているサークルさんの参加情報を突っ込んで、あとはキーワード検索とサークルカット全チェック。二晩もあれば十分か。

部屋の掃除も毎度同行者のレオーノフ教授が上京確定したのでやらねばなるまい。あまり早く片付けると終わったそばから散らかり始めるから、こちらはぼちぼち段階的に進めることにする。

そうは言っても結局土壇場で大慌てするのが常ではあるのだが。


八月七日

Firefox 0.9.3 install

Firefox を 0.9.3 に ver.up 。0.9.1 にパッチ当てでセキュリティホールを塞げたので 0.9.2 への ver.up は必要なかったが、0.9.3 はそうもいかない。

まずは拾ってきた英語版をインストールして、snip's wwwで公開されている JLP を適用。新規プロファイルを作成したのちコマンドオプション -UILocale ja-JP -contentLocale JP で日本語表示に……ならない。XUL.mfl を消してもダメ。首を傾げながら色々といじっているうち、拡張ウィンドウで JLP のオプションを表示させると「英語(en-US/US)」「日本語(ja-JP/JP)」の選択ボタンがあったので日本語を選択して再起動させると無事日本語表示になる。前からこんなんだったっけ?

あとは bookmarks.html,user.js,userChrome.css,userContent.css を新規作成したプロファイルへコピーして、常用する拡張機能をインストールしたらおしまい。

ついでにここしばらく、Becky! でメイル文書の URL からブラウザを開くときに何故か Firefox で二つタブが開くので回避方法を調べる。方法は三つ。フォルダオプションのファイルタイプにて http と https の open アクションで DDE を使わないように設定するか、regedit で \HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell\open と \HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell\open にある ddeexec キーを削除。あるいは Becky! 2 Powerful Customizer で Firefox の exe ファイルを直接指定。自分は最後の方法を選択。

とかやってるうちにそろそろ 1.0RC1 が出たりして。


八月八日

プラネタリウム&星の写真展鑑賞

暑さも風もそこそこだったので、番組が替わった松戸市民会館プラネタリウムを観に行く。

昼食後一服してから自転車で出発、午後一時過ぎに到着。二階で入場券を買って四階のプラネタリウム室へ。適当な席に座ってから既に入場している人達をさっと見回すと、夏休みだからか子供が多いような気がする。

13:30 上映開始。今日の解説員はいつぞやの喋りが面白い人だ。諸注意の説明からストライクゾーンぎりぎりのトーク。俺は好きだが子供にはわからんかも知れん。

前半は「今夜の星空」。始めに惑星の話をはさみつつ、投影した午後九時頃の夜空で星座の解説をしていく。この時季の定番として夏の大三角とこと座、わし座、はくちょう座、夏の代表的星座であるさそり座からへびつかい座、てんびん座、うしかい座、いて座、やぎ座、とあまりテーマを決めずフリートーク調で。素朴なコメントがおもろい。

後半はスライド投影。「月を観る」という題で、人と月との関わり合いや天文現象を紹介。月食時の赤銅色をした月が禍々しく印象的だった。

投影は約五十分で終わり。リソ刷りっぽいパンフレットをもらってプラネタリウム室を出る。エレベータに乗っている途中、市立図書館のプラネタリウムで星の写真展を開くという話を聞いたのを思い出した。SL-C860 でウェブに繋ぎ確認すると、市立図書館前の中央公民館で今日から開催、らしい。まだ陽も高いし、ここからでも 10km 少々と近いので観に行くことにする。

国道伝いに走って約三十分、中央公民館到着。一階のベンチで水分補給と汗を拭ってから三階へ。入口左手にある展示会場らしい小部屋に入ると、良いと思った写真の番号に丸を付ける欄(複数回答可)と簡単な質問が4つほどあるアンケート用紙を受付で渡される。これに答えると写真を一枚くれるらしい。

部屋の中をぐるりと周りながら、壁に展示された八十枚あまりの写真を見てまわる。星の写真というと望遠鏡で撮ったものばかりを思いつくが、通常のカメラレンズで風景と一緒に夜空を撮った星景写真なるものも結構あった。日本だけでなく海外のものも多く、力を入れている様子。なかなか趣があって良い。しっかりした三脚と長時間露光のできるカメラがあれば撮れるからお手軽かも知れん。

通常の銀塩写真のほか、最近流行りの一眼レフデジカメで撮られたものもあり、「デジカメは星を撮影するのに向いています」とコメントが書かれていた。んー、どうだろう。実際撮られた写真を見るに銀塩写真に比べて暗部ノイズが結構目立つし、原理的に考えるとデジカメの CCD では任意の一画素は隣り合った異なる色フィルタが掛かった画素のデータによって RGB 値を計算しているから、極端に光量の低い場面では各画素の微妙な光量差がノイズに埋もれやすく、厳しいのではないかと思うのだけど。

ひととおり観終え、受付にアンケート用紙を渡して、テーブルに並べられたお土産用写真を品定め。米国アーチーズ国立公園のランドスケープアーチをパノラマで撮った星景写真を選ぶ。アーチの後ろを横切る火星の軌跡がカッコ良さげ。

適当に本屋などを冷やかしながら家に帰り、ふとメータを見るといつのまに積算距離が 2000km を超えている。2054.2km 。今日は 30km 少々しか走っていないから昨日以前ということか。気づかんかった。1000km の時点から五ヶ月弱。単純計算だと一年で 2400km 。説明書には電池寿命は三年あったから、電池が保つうちに地球中心まで (6400km) 走れるか?

さすがに月まで (380000km) は無理だが。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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