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一言半句
-Diary-

平成十六年 弥生 下旬
-2004 March, Late term-


三月二十一日

ゲーム予約

早めの昼食の後、一服してから支度して自転車で自宅出発。いつも通りの経路で秋葉原着。走行時間 1:23:00、走行距離 29.1 km。

いくつかのゲームショップを見てまわり、どこも要りもしないポスターが予約特典として付くことにげんなりしつつ、引き換え有効期間が発売日から五日間とソフマップなどより長いことを評価してメッセサンオーでLeaf ファンディスク第四弾『アルルゥとあそぼ!!』を予約。

ついでにアソビットシティー二階に寄って「ふたつのスピカ」オープニング・テーマ「Venus Say」が収録されているマキシシングル CD 『鯨』を購入。税込み 1050 円也。

用事が済んだので公園で一服の後、いつもの経路で帰宅。走行時間 1:26:10、走行距離 27.25km。それと昨年の十月に取り付けてからの積算距離 1026.1 km。約五ヶ月で 1000 km だから一年で 2000 km 走れるか?

その前に一度オーバーホールしないといけなそうだが。


三月二十二日

視力低下

夕食後、おふくろが「明日、眼科に診てもらってくる」という。曰く「ほとんど見えない」らしい。最近、頓に物を見ないで話すので訝しんでいたのだが合点がいった。

たしか、母方の祖母(つまりおふくろの母親)が白内障を患っているのでその方面とも考えられる。また、若い頃に腎臓を患ってからその後遺症を多少なりとも引きずってきたことと併せて、本人は「入院するかも」と心配している。

たしかに視力が失われることは大いに不安だろうし、家族としても心配ではあるが、素人があれこれ考えたところで詮無いことだ。とりあえず医者と本人に任せるしかなかろう。

世間には目が見えなくとも立派に生活している人がごまんと居るのだし。


三月二十三日

診察結果

おふくろから今日の眼科での診察結果を聞く。やはり白内障だったそうだ。

詳しく聞くと両眼のうち右眼の進行度が五段階中の五、つまり水晶体が完全に濁った状態。そりゃぼやけて何も見えんわ。で、来月にも手術で人工水晶体に交換することになる。手術といっても点眼剤での麻酔に施術時間も 10 分程度の短いもの。費用は保険適用で四万円程度。術後は経過を見つつメガネで視力矯正。まあ特に心配することも無かろう。とりあえず緑内障でなくて良かった。

それよりも、昨晩暗澹な表情をしていたおふくろが治ると分かって腫れ物の取れたように明るくなった。ひとえに眼病とその治療法を知らなかったせいだろう、よほど不安だったに違いない。

ケースにも依るだろうが、患者本人の病状把握は重要だ。


三月二十四日

解約二件

契約していた ISP 一件と Yahoo! オークションの利用停止をする。どちらも web 上のフォームでものの五分もかからず完了。

ISP は滅多に使わないしオークションは欲しい物をひとつ落札してからまったく使っていない。「持っていればそのうち……」という漠然な考えで継続していたが、その手の代物は積みゲーと同じで実際に使う時は来ないもの。合わせて毎月千百円程度の出費も、塵も積もれば何とやらであるから馬鹿にしたものではない。

無駄は省く。


三月二十五日

『強く生きる言葉』『にんげんだもの』読了

図書館で借りていた本を二冊読み終える。

前者は、生前の岡本太郎氏が色々なところで発した言葉を養子である岡本敏子女史が選り纏めたもの、後者は相田みつを氏の書や散文詩を纏めたもの。いずれも1ページにひと言、といった調子ですぐに読み終えられる。

岡本太郎氏は自らの強い信念を礎に、相田みつを氏は禅僧を師事することから仏法を寄る辺としている。そのせいか、岡本太郎氏の言葉はとても情熱的で強いエネルギーを発しているかのように感じられ、一方、相田みつを氏の言葉は悟りや諦観をもちひどく落ち着いた感じで、お互い正反対の雰囲気を持っている。

しかし言わんとする事はとても近しく、乱暴に纏めるなら「虚飾や背負うものを全てかなぐり捨てて裸の自分に向き合い生きろ」と言っている。発行は『にんげんだもの』の方が十数年早いが、『強く生きる言葉』に載せられている言葉もかなり昔のものがあるようだし、岡本敏子女史が真似たとも思えない。まったく違う立場で異なるジャンルの活動をしていた二人が、奇しくも同じベクトルを向いていたのはなんとも面白い。何事も極めていくと似たような境地に立つのかもね。

「他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ。」


三月二十六日

二度有る事は

液晶保護シートを買わねばならない事態発生。なにせ扱いが荒いから貼らないでおくわけにはいかない。

しかしいざ買おうにも地元の家電店などでは品揃えが良くない。ええい、明日はまた秋葉原へ行かねばならんか。ついでに上野公園の桜でも見てこよう。

わかつきめぐみさんの新刊『そらのひかり』が早売りされてないかしら。


三月二十七日

今日の大収穫

今日は色々あったが、とりあえずラオックス ザ・コン館の一階で日本トラストテクノロジーの液晶保護シート SCREEN PROTECTOR が全種類税込み 100 円で売られているのを見つけたのは大収穫と言えよう。

おもわず三枚入りのを四つも買ってしまったさ。

秋葉原行

午前、早めの昼食を摂ってから準備を整え自転車で自宅出発。いつものルートで秋葉原まで。

途中、出来事が二件。一件目。荒川の四ツ木橋を渡る手前にて、MTB にキャンプ道具を積んだ高校生くらいの三人組が方向を掴みかねている様子。声を掛けて行き先を訊くと R6 を南下したいというので誘導。二件目。吾妻橋交差点から南下しているとき、後ろから車体をトンと押される感覚が。見ると後ろには若葉マーク付きの乗用車。バンパー左角には今ぶつかったとおぼしき傷少々。運転手はいかにも初心者ドライバーな若者。渋滞気味の中で車間を気にするのに精一杯でこちらに気が回っていない様子。こんなことに時間取るのは面倒なのでジェスチャーでぶつかった旨だけ教えて(多分理解できてない)とっとと走り去る。

午後二時前に秋葉原着。アソビットシティーのトイレで着替えてから祐翔に連絡、合流。末広町交差点近くの喫茶店で一服。他愛のない話をしたり、年賀状を見せてもらったり、本を二冊借りたり。おもむろに SL-C860 を出して見せて驚く顔を楽しむ。

喫茶店を出て電気街を巡回。SL-C860 の液晶保護シートを探しに妻恋坂交差点近くの PDA 専門店「モバイルプラザ」やモバイル専科などを見てまわり、ラオックス ザ・コン館で JTT の SCREEN PROTECTOR が安かったので購入したり。駅前でなぜかcatsinさんと遭遇も。

午後六時、祐翔を連れて某信者さんたちのオフ会に合流。某信者さんヤマケンさん(このリンクで良いのか?)、ひいらぎさん、catsinさん、祐翔、俺のメンツで浜町亭へ。飲んだり食ったりしつつざっくばらんに、というかまとまりなくいろいろと話す。宗教とか同人の痛い奴とか。その中でヤマケンさんは俺の隣で SL-6000W を分解、ひとつバーツが外れるたびにデジカメ部隊が撮影。分解しきると今度は組み立て。そして何故か起動しない。ヤマケンさんショック。……居酒屋で何やってるんだろう、俺たち。

午後九時頃、イヌロさん登場。コーラと限りなくたこ焼きに近い明石焼きを食べてもらってから浜町亭を出る。が、本日もう一台の分解予定機である某信者さんの e800 がまだ分解されていないので神田川南岸のジョナサンへ。

各自ドリンクバーやらパフェやら注文。俺は復路の消費熱量を考えて炭水化物補給のためにたらこと貝柱のスパゲティ(ちょっとしょっぱかった)。俺の隣ではパフェが溶けるのも忘れて e800 の分解に悪戦苦闘する某信者さん。えらい外れにくい爪のせいで筐体が開きにくいらしい。周囲の煽りに擬音禁止令発令。結局catsinさんとヤマケンさんの助けでなんとか開く。そのあと中の部品を外していくとやはりここでもデジカメ部隊が撮影。液晶画面とデジタイザの一体型ユニットはシャープ製でおそらく SL-6000 と同じ物だろう。CPU は上にシールが貼られていて型番は確認出来ず。ひとしきり分解した部品を並べて記念撮影のあと組み立て、無事起動確認。ヤマケンさん負け。

気が付くと夜十一時を過ぎていたのでジョナサンを脱出。秋葉原駅前までの道々で別れ、電気街口近くに止めておいた自転車に乗って、いつもの経路で自宅へ。午前一時過ぎに帰宅。

で、何のオフだったんだろう。


三月二十八日

new comer

SL-6000 とどちらにするかかなり迷ったんだけど。
実用面、運用面などを考慮して SL-C860 導入。ライティングはレンブラントを意識してみました(嘘

さあ、alpha でも beta でもドンと来〜い

SL-C860 セットアップ中

他の作業と平行して SL-C860 をぼちぼちとセットアップ中。

とはいえ Linux Zaurus についてほとんど調べていなかったから、まずは情報収集が先決。良いポータルサイトでもあればそこから色々サイトを見に行けるから楽なんだが、それも知らんので効率が悪い。実戦配備には今しばらくかかるか。

まあそれもまた楽し。


三月二十九日

今日のお買い物

地元書店にて本を一冊購入。

『ソコツネ・ポルカ』以来、二年ぶりに出たわかつきさんの単行本。貧乏性なもんで、なんだかもったいない気がしてまだ読んでいない。あとでゆっくり読むつもり。

それと楽器をひとつ。いわゆるミニハーモニカ。
幅が CF メディアの縦とほぼ同じという小ささ。

先日の壮行会でお餞別として曽我さんに差し上げたものと同じ。元々は自分で欲しくて買おうか買うまいか考えていた物で、結局買うことにした。

箱に印刷されているメーカ名や製品名らしきものを検索してもそれらしいサイトが見つからないのだが、その作りや幅が 35mm であることを見るに宇宙を飛んだ楽器第一号である Horner 社製 "Little Lady" のコピー品と思われる。

試しに吹いてみると、なりは小さくとも音は出る。で、音階が分からないので検索したところ、四穴各々で吹く・吸うをすることで八音階、つまり低いドから高いドまでの1オクターブが出せるとある。試してみたらたしかにその通りの音が鳴ったのだけど、あいにくとこんな小さくて間のつまった穴へ狙って息を吹いたり吸ったりできるほど俺の口はお上品には出来ていない。したがって隣の穴に息がもれてしまい、きれいな単音が出せない。ちょっと残念。

とりあえず「きらきら星」くらいはなんとか吹けるようにしておこうか。


三月三十一日

「情報ファイル」データ移行に悩む

自分がこれまで MI シリーズザウルスで気に入っていた機能に「情報ファイル」がある。これは PI シリーズからある機能で、「スケジュール」「アドレス帳」「メール」「フォトメモリー」「レポート&自由帳」といった対応するソフトのデータを任意の「ファイル」という単位で雑多に纏めてしまえる。自分はこれを、出先でメモとして走り書きしたテキストを後で適切なファイルに放り込んだり、「購入検討」ファイルに入れておいた書籍情報をその書籍の購入後「購入済み」ファイルに移動させて購入した事を忘れずに済むようにするなど、それなりに重宝に使ってきた。

しかし SL-C860 には「情報ファイル」に相当する機能やソフトはなく、代わりとしてあるのは「メモ帳」という簡単なメモソフトのみ。テキストメモくらいならばともかく、これでは「情報ファイル」の代替にはならない。PDA としての使い道として「情報ファイル」はかなりの割合を占めていたからこれが無くなるのはとても困るのだが、「困った困った」と途方に暮れていても仕方がない。色々と考えた結果、代替としてデータベースソフトを使うことにした。

データベースソフトは「情報ファイル」のように様々なデータを雑多に纏めることや任意のデータを任意のファイルに移動させるようなことは難しいものの、書籍情報などの定型的なデータを纏めるにはおあつらえ向きなソフトであるから、運用次第で「情報ファイル」の代わりとして使えるはず。

とはいえ、データベースソフトと言ってもザウルス宝箱Zaurus Software Index あたりを探すとけっこうある。色々と説明書を読んだり簡単に試してみた結果、以下の三つに絞り込んだ。

他にも Java ベースのものや SQL を使うものなどもあって Linux ベースだけに色々と有るものだと感心はしたが、自分の使い方には合いそうになかったのでやめ。頻繁に使うものだから動作の重いものは困るし、何千何万レコードも入れるわけではないから大仰なものも要らない。

絞り込んだ三つは各々長短あっていまいち決めあぐねるところだが、どれか一つにせんことには実運用もできない。使い勝手などもう少し試してから決めることにする。

あとファイラーの選定もせなアカンのだよな。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
WebSite URI: http://sp48k.t12i.net/