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一言半句
-Diary-

平成十六年 睦月 下旬
-2004 January, Late term-


一月二十一日

ニフティ入会十周年メイル

ニフティ株式会社から入会十周年のご利用感謝メイルが届く。が、だからといって何か特典があるわけではない。「三ヶ月分課金無料!」とかあると続けようという気にもなるんだが。

まあそんなもんか。


一月二十二日

ガン=カタ AA アレンジ

ちょいと見かけたもの。ガン=カタの AA をひねったモ=ジラ。これって『リベリオン』が流行り始めたのか、単に AA がウケて流行ってるのか、どっちなんだろう?

『リベリオン』知らずに見ても楽しいのかしらん。


一月二十三日

PDA ペイントツールでのドット打ちに関するメモ

最近話題として見かけた、 SL ザウルス用ペイントツールでのドット打ちに関する私見。

「これまでは QVGA サイズだから必要だったが、VGA サイズになったらドット打ちは要るのか」という話について。実のところ、ドット打ちの要不要を決定する要素として画像サイズはあまり重要ではない。むしろ描こうとする絵に要求される密度あるいは精度に因るところが大きいと考える。

実例を挙げてみる。自分が描いたものでは、同じ VGA サイズでもウィングマンではドット打ちなぞしていないが皐月では細かい箇所で使いまくっている。一方、Palm の 160×160px. 画面でも青島さんのように綺麗にドットを並べる人もいれば、あぷろだ@モバ絵全般スレッドでたまに見られるようなザクザクとラフな線で描き上げる人もいる。これらは描き手の主義、志向、趣向から決まるものと思われる。

面白いと思うのはお絵かき掲示板で、似たような画像サイズであっても自分が見る範囲ではドット打ちで描かれた絵というのは滅多にない。コミュニティ、文化、それともデバイスの違いか?

閑話休題。

ところで、ドットを打つ作業においてルーペ機能は必須と言っていい。ドット打ちは等倍表示での見え方を随時チェックしながら行なうのが基本であり、勘どころを掴んでいるならばともかく、ズーム機能のみできれいにドットを打つのは難しい。いかに倍率切り替えが速くとも、「少し打っては切り替える」作業はあまりにも煩雑で仕上がりにも影響が出るはず。ドット打ちをする己にとって、使うツールの条件としてルーペ機能は外せない。

ただ一般論として、最近の PDA painting ではドット打ちの必要性は低くなったように思う。以前のモノクロ 2 階調や 16 色環境ではドットの並びが一つずれても線が汚く見えてしまったが、今や主流となった 16bit or 24bit color では色と階調である程度ごまかしが効く。自分もそう言う意味では多少手を抜けるようになった。その代わり、別の意味で手間が掛かるようになったのだが、まあそれは別の話。

PDA で描く限りはドット打ってる気がするな、俺は。


一月二十四日

注意一秒・その後

午後、十八日にクラッシュした自転車を診る。 鉄パイプとの衝突時、かなりいい音がしたからどんなものかと思っていたが、アルミ製バーエンドバーの当たった箇所が多少バイトで削られたような感じになったくらいで他の部分はまったく異常なし。ハンドル一つ曲がっていない。MTB の丈夫っぷりが良く分かる。

異常のないことを確認した MTB に乗って、借りっぱなしだった本を返しに近くの市立図書館分館へ。……人間の方は異常有り。ペダリングの屈伸が膝にくる。漕げなくはないが少々つらい。しばらく遠出は無理か。

まあ自業自得だ。


一月二十五日

甜茶飲用開始

花粉症対策として、近所のマツモトキヨシで甜茶のティーバッグを買ってくる。一包 2g × 30 包で 798 円(税抜き)。去年と同じメーカの物。さっそく開けてみると中のアルミ袋に密封チャックがついている。消費者からの要望なのか自社内での改善項目か分からないが便利になって良いことだ。駄菓子屋のコーラ飴のごとくティーバッグが数珠繋ぎになってるのは減点だが。

去年も今頃の時期から飲み始めて症状が緩和されたのでさっそく飲み始め。十分に抽出するにはポットのお湯ではだめで、沸かしたての熱湯で淹れないといけないのがちょいと面倒。まあ一日二回程度だし、そのぶん独特の甘い香りが引き立つので良しとする。

専門家の予想では今年はスギ花粉が少ないと聞くから、甜茶の効能と合わせることで今年の春は無難に過ごせるといいのだけど。

点鼻薬は出来るだけ使いたくない。

『Routes』アンソロジー

近所の書店で昨日発売の『Routes』アンソロジー本を購入。

スタジオ DNA のものと作家陣がほとんど重複していないのは編集部がかかえる手札の違いか、それとも意識してなのか。まあそれはともかく。 アンソロらしくコメディ、それもドタバタのが中心に纏められてる。シリアスも数編あるが四コマものとかもっとバリエーションがあっても良かったようにも思う。

以下、ざっと通しで読んでのメモ。

(こう言っては失礼だが)宙出版のアンソロ本はいまいちと聞いていたので内容はあまり期待はしていなかったのだけど、読んでみると存外悪くない。人により好みもあろうが、平均点ではスタジオ DNA のものと互角ではないかと思う。

関係ないけど「2003年ベストエロゲー投票スレッド2」 で『Routes』が健闘してるのが嬉しい。


一月二十七日

微小旗

珍妙な思考過程によりバナー作成。サイズは IAB の勧告を参考に、 PDA のブラウザで表示しても邪魔にならない MicroBar(88×31px.) を選択。 有り物の皐月の絵を使うところにいいかげんさが見てとれるわけですが。

……実際のサイトの雰囲気にかすりもしてないあたり、詐欺だわな。

いちおう PNG 版もある。

いつのまにか曽我さんのリンクページに貼られとる。早っ。


一月二十八日

肉まん部活動?

居間のテーブルにて、おふくろが買ってきたとおぼしき神戸屋の「豚まんドーナツ」なるものを発見。肉まん部としてさっそく試す。

袋に「軽く『温めて』頂きますと、さらにおいしくお召し上がり頂けます。」とあったので、少し開けて電子レンジで 30 秒温めてから食べてみる。……すまん、旨くない。具の微妙さもさることながら味付けとして一緒に包まれているからしマヨネーズが酷く合わない。税別 120 円だそうだが、それなら同額出してコンビニで熱々の大きな肉まんを買って食べた方がよほど幸せになれる。

神戸屋には悪いが、これはハズレだろう。

おふくろに「以後買ってくるな」と言っておこう。


一月二十九日

部屋の加湿

一週間ほど前から、朝起きると喉が痛いことが多い。熱や咳などはなく、風邪ではない。前の晩に食べたミカンの皮がカラカラに乾いているところから、恐らく部屋の空気が乾燥しているためだと思われる。冬の乾燥した空気をエアコンで暖めればさぞ相対湿度も下がるだろう。

乾燥した空気は加湿すればいい。しかし、あいにく加湿器は持っていない。やかんをかけられるようなストーブもない。しばし考えて、スチーム機能付きの電気ストーブがあったことを思い出した。

記憶を頼りに物置部屋から引っぱり出してみると見事に埃だらけ。もう十数年使わずに置いてたのだ、さもありなん。数枚の濡れウエスとドライバを用意して、バラしながら拭いてゆく。初めてバラしてみたが、えらい簡単な作り。まあそのおかげで軽く、安いのだろう。

ひととおり掃除をしてからスイッチを見る。時計回りで「切」「400W」「400W + スチーム」「800W + スチーム」「800W」と切り替わるロータリ式。内部で軸に繋がったカムが三つのスイッチを ON, OFF し、各スイッチの端子には 400W ヒータ+送風ファン(400W, 800W 出力時 ON)、 400W ヒータ(800W 出力時 ON)、それとスチームに繋がる三本のケーブルが差し込み式の圧着端子で繋がっている。

部屋の暖房はエアコンがあるから、普段はスチーム機能だけが欲しい。しかしたまにストーブにあたりたい事もあるかも知れない。ということで 400W ヒータのケーブルを抜いてケーブル側端子をテーピング、空いた端子に 400W ヒータ+送風ファンのケーブルを差し込む。これでスイッチを「400W + スチーム」に合わせるとスチームのみ ON 、「800W + スチーム」に合わせると 400W ヒータとスチームが ON、「800W」に合わせると 400W ヒータのみ ON になる。(「400W」では何もつかない)

組み立て直して動作確認後、試運転がてらスチームの水の消費量を量ってみる。タンク満水から三時間で約 155ml 。一時間あたり 50ml 少々。

ここでちょいと計算。アメダスの観測値を参考にこの時季 21:00 の外気温が 5 ℃で相対湿度 60% とおおまかに仮定して、何かと物があるから 20% の空間が埋められているとどんぶり勘定した六畳一間を、エアコンで 20 ℃まで温めるとする。5 ℃、20 ℃での一立方メートル当りの飽和水蒸気量は各々 6.8g, 17.3g、六畳間の容積は九尺×十二尺×八尺。これらの数字から、未加湿時の相対湿度は (6.8 * 0.6) / 17.3 * 100 ≒ 24 (%)。やっぱりカラカラだわな。で、これを 60% まで上げるに要する水の量は (17.3 - 6.8)* 0.6 * 2.7 * 3.6 * 2.4 * 0.8 ≒ 118 (g)。って思ったより少ないな。二時間ちょっとスチーム動かせば補える勘定か。

実際はドアの開閉やすき間で空気の出入りがあるからもっと要るのだろうけど、起きているあいだ動かせば十分だろう。

これで喉の痛みが無くなりますように。


一月三十日

XHTML プラグイン バージョンアップ

WZ EDITOR 用 XHTML プラグインがいつの間にかバージョンアップしてた。履歴を見ると XHTML1.1 と UTF-8 と CSS2 対応が目につくところ。けど、まだしばらくは HTML4.01 で書くつもりだし、本体は ver.4.0 のままだから UTF-8 は扱えないし、バージョンアップしてもあまり恩恵をこうむれないか。あ、まちがい。ver.4.0 でも一応 UTF-8 は扱える。ただしスクロールバーがきちんと機能しなかったりでめっさ挙動が怪しいからあまり信用ならん。

まあとりあえずしておくけど。


一月三十一日

(X)HTML エディタ検討中

今のところ WZ EDITOR 用 XHTML プラグインにさしたる不満はないのだけれど、もう少し便利なエディタがあればと思うこともたまにある。

とりあえず欲しい機能。

対応文字コード (required)
己自身はもっぱら iso-2022-jp で書いているのだけど、他のサイトの (X)HTML ソースを開くときにも使うので、少なくとも shift_jis, euc-jp, unicode, utf-8 に完全対応されているものが必要。
対応文書型 (required)
こちらも他のサイトの (X)HTML ソースを開く関係上、多くの文書型に対応している必要がある。とりあえず 4.01 までの HTML 一通りと XHTML1.0, 1.1 は必要。拡張出来ればなお良し。
タグ補完機能、属性編集機能 (required)
宣言されている文書型に合わせた要素のタグ補完とその属性編集機能。属性編集については WZ のダイアログ方式でもサイドバー形式でも使いやすければなんでも良し。
TAB インデント表示 (implied)
WZ EDITOR では、 行頭を TAB でインデントされたテキストは次の改行までウィンドウ右端で折り返されてもそのインデントを保持して表示する。ちょっとしたことだがこれが有るのと無いのとでは見易さにかなり差が出る。
アウトライン機能 (implied)
見出しなどのブロック要素をツリー構造でアウトライン化して表示する機能があると文書の見通しが良くて書きやすい。
文法チェッカー連係機能 (implied)
Another HTML-lint が第一希望。HTML Tidy とかでもいいけれど。
CSS 編集機能 (implied)
特定ブラウザのバグ回避などは完全な手書きが必要だが、ちょっとしたスタイル編集などでさくっと使えるような補助機能があると楽。

とりあえずウェブをざっと見てまわって、良さげに思ったのは以下の四つ。サイトの説明文では分からないこともあるからおいおい試してみるつもりではいる。

タグ書かんでもええ時代に早うならんかな。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
WebSite URI: http://sp48k.t12i.net/