午後に松戸市民会館のプラネタリウムでも観に行こうかと思っていたら、昼食後にうっかり昼寝して上映時間を寝過ごしてしまう。
おかげで妙に手持ち無沙汰なので、ずっと放って置いたザウ絵の描き方 & メモ『PrismPaint』編にザウ絵メモ 壱〜『Prism Paint』 & 『Prism Pocket』のレイヤ使用例〜を追加。つまらない内容の割に書き上げに時間が掛かってしまったのはなんでだろう。
プラネタリウムは明日にでも行くか。
昨日行き損ねた松戸市民会館のプラネタリウムを観に行く。
二階の受付で入場券を買い、上映十分前に四階のプラネタリウム室へ行くとお客ゼロ。ポツンと一人で座席に座っていると父娘二人が入ってきたが、あとは誰も来ずそのまま上映開始。たぶん、松戸市民にもここでプラネタリウムが観られることをあまり知られていないんだろうが、観客三人ってのは贅沢というかもったいないというか。
上映内容は「今夜の星空」と「アンドロメダ銀河」。「今夜の星空」では今晩九時に見えるペガスス座、みずがめ座、みなみのうお座、うお座、アンドロメダ座、カシオペア座、ペルセウス座、くじら座、について神話を交えて紹介。「アンドロメダ銀河」ではアンドロメダ銀河を中心にした銀河についての(自作?)説明ムービをプロジェクタ投影。前回もそうであったようにやはり「今夜の星空」の方が面白い。まあ、ここに限らないことなのだろうけれど。
上映が終わってプラネタリウム室を脱出。出口近くに置かれていたコピー刷りのパンフレットをもらう。ここは二ヶ月ごとに番組を替えるところで、次の番組は「クリスマスとベツレヘムの星」。十二月六日から。
なお、サイクロメータによると doortodoor(?) で片道 11km 弱、自転車で約三十分。今日の最高速度 53.5km/h。
レンタルサーバ業者から Apache のログ提供開始のお知らせメイルが来る。六月にはアナウンスされていたので「いまごろか」とも思うが、せっかくだからもらうことにする。
提供方法は、サービス用コントロールパネル内で過去二週間分の日別ログから必要なものだけチェックボックスを ON にして送信ボタンを押下、 gzip 圧縮されたログファイルが指定日数分添付されて指定したメイルアドレスへ送信される仕組み。なんでこんな煩雑で使いづらい形にしたんだろう。そもログなんて「何月何日の分だけ欲しい」と思うようなものではないような。 素人目には、 各ユーザディレクトリ内の適当なところにログのシンボリックリンクでも置いてもらい、ユーザが好きなときに参照できる形のほうがお互いなにかと融通が利いて良いように思うのだけどいかんのだろうか。
で、送られてきた gzip ファイルはユーザ ID と年月日形式 (user-id_yymmdd.gz) で名前が付けられているのに対し、中のファイルの名前はユーザ ID のみ (log_user-id) 。ひと月分に繋げるときにあらかじめ全部展開する手は使えない。まあどうにでもなるわな。
とりあえずよさげなログ解析ツールでも探すか。
not without incident...!
先日、文教堂で Video,CD レンタル会員の更新をした際にもらった無料レンタル券を使わずにいたので適当なものでもと思い店に行くと、『リベリオン ―反逆者―』の DVD が目に留まったので借りる。
実のところ、この映画は信者氏が絶賛していたのをおぼえていたくらいで内容などについては何も知らずに観たのだけれど、予想していたよりもずっと面白かった。ジャケットなどに書かれている近未来 SF アクション
という言葉を額面通り受け取りそれのみを期待して観ると肩すかしを食らうことになるが、「静」の部分であるドラマはなかなか繊細に作られているし、「動」の部分である銃と格闘術のアクションは全体の尺に対して短いものの密度は高く、年頃の男の子ならモデルガン二丁を持ち出して真似したくなる程度には格好良い。自分としては両者のバランスもとれているように思う。
また、(近)未来 SF アクション作品として『マトリックス』と比較されるかも知れないが、『マトリックス』がコンピュータやネットワーク、サイバネティックな世界観を描き出すことを主体としているのに対し、『リベリオン』は主人公を中心に人間性を主体として描かんとしているように思えるので比べるものでもないように感じる。あえて述べるなら『マトリックス』は少々難解(あるいはマニアック)で刺激的な作風ゆえに十代から二十代の若者向けな作品であり、『リベリオン』は比較的平易で淡々とした描写の作風ゆえに二十代後半から三〜四十代向けの作品だろうか。
ちなみに DVD にはオリジナル+字幕と日本語吹き替えの音声が収録されていて、両方観た感想としては日本語吹き替えの方が翻訳の出来が良い。字幕はいまいちわかりづらいところがいくつかあった。
で、明日からは TSUTAYA がレンタル半額キャンペーン開始。さて何を観ようか。
今月半ばから来月始めまでの蔵書点検による休館にともない、今月は市立図書館本館のプラネタリウムが今日明日しか上映されないそうなのであわてて観に行く。今月の内容はエチオピア物語と宇宙開発についての話。
前半のエチオピア物語は初見のご老人による解説。御年七十ウン歳の大ベテランという方だそうだが、星座の紹介のあとに物語を話すのは小さな子供にとっていささか分かりづらい気がしないでもない。挿絵はなかなかきれいで良かった。
後半の宇宙開発の話は、二十世紀初めのツィオルコフスキーからはじまるロケット研究から近年の人工衛星、宇宙ステーション、探査機などについての解説。途中、日本初の人工衛星「おおすみ」の写真を見て「日本のロケットの神様だ」と思ったのはたぶんあの中で俺だけだったろう。
そろそろ終わりかという頃、ロシアの人工衛星スプートニク 2 号に乗せられたシベリアンハスキーの「クドリャフカ」(ライカ)について、数日分の酸素と食料しか積まれなかったこと、最後の食事に睡眠薬が入れられていたこと、大気圏再突入で燃え尽きたことが語られていた(ちなみに昨年の調査報告によると実際は周回軌道に乗ってから六時間ほどの命だったらしい)。
宇宙開発の歴史を語る上で、ガガーリン飛行士による初の有人宇宙飛行やアポロ 11 号の月往還、最近では神舟 5 号の有人宇宙船打ち上げ成功といった華々しい出来事の一方、「クドリャフカ」やアポロ 1 号の火災事故、二度のスペースシャトル爆発事故などの犠牲があったこともきちんと語るのは大事なこと。一般の人も宇宙開発には多大なコストとリスクが伴うことを理解しておいた方が良い。
とりあえず、近隣の村人五百人以上が巻き添えを食った 1996 年 2 月の長征 3 号墜落事故みたいなのは二度とごめんだが。
イェーツの詩集を引用するシーンの切なさをここで語るような野暮はしないでおくとして、『リベリオン』が(作られ方として)マニアックでないところは自分がこの作品を気に入っている理由のひとつですよ。
おそらくはきちんと考え、練り込まれているであろういくつもの背景や設定をひけらかさず、ただ物語のなかに織り込み淡々と描いてゆく作品には好感を持てます。
あとは人間の自然な挙動が楽しめるアクションシーンとか。