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一言半句
-Diary-

平成十四年 卯月 上旬
-2002 April, Early term-


四月一日 All Fools' Day

なにげに「年に一度の万愚節、何か嘘でも」とも思ったが、日頃から狼少年のような言動の己にとって今さらであることに気が付いたので止め。

しかも午前中はとっくに過ぎてるし。

pillow

つい勢いで抱き枕を、という行動は数年前の己を見るようで。笑えるような、笑えないような。

さて、押入に眠るブツはどうしたものだろう。


四月三日 commutation ticket

話の種にと Suica 定期券を定期券販売機で買ってみた。

感度、精度とも悪いタッチパネルでやたらと項目の多い入力作業をせねばならないのが面倒臭い。新規購入時のみとはいえ、なかなかストレスの溜まる操作だった。

自分の前に並んでいた中年男性は案の定入力で嵌りまくり。おかげでえらい待たされた。

"See you."

出会いがあれば別れがあるように、別れがあれば再会だってある。別れに感じる寂しさも、再会で喜びとなって揺り返すのならばまんざら悪いものでもない。

時節柄、そんなことを思う。頭悪いから難しいことは分からないけど。

というわけで、ごきげんよう。

steam locomotive

web をたらたらと見てまわるうちに『SL(1): 究極の冗談コマンド』が目に留まる。大学の計算センターの端末画面に表示されたソレがその場の一同にウケまくった事も早一昔前の話で懐かしい。

久し振りにその様を見たくなって SL友の会リンク集を覗くも DOS 版 SL へのリンクは途切れていた。ならばと google で適当に検索して SL.EXE を見つける。念のためウィルスチェックをしてから LZH ファイルを展開、コマンドプロンプトを開いて SL と入力、Enter を叩く。懐かしい。a, l, F 各オプションも試す。楽しい。しばし SL を表示し続ける猿と化す。

なお、バックスラッシュが円マーク(\)で表示されるのはとても不粋なので予め chcp 437 と入力してコンソールコードページをアメリカに変更しておくのを忘れてはいけない。Win9x や DOS ならば chev us

個人的に a オプションがお気に入り。


四月五日 ADSL

自宅ではここ三年ほどフレッツ・ISDN で接続しているのだけど、そろそろ ADSL に切り替えてみようかと試しに電話回線の線路情報(線路情報開示システム)を調べてみる。

……8M タイプと 1.5M タイプのどちらを選ぶべきか悩む微妙な数値だ。

しかし手続きやルータの選定が面倒であまり気が進まなかったりする。


四月六日 pollen count

点鼻薬を使用していたとはいえ、自転車で四時間以上外出していたのにティッシュを一枚も消費しなかった。スギ花粉の飛来も終息の様子。

自分の場合、ヒノキや他の植物の花粉はアレルゲンではないらしい。

consumption

運動不足を幾分でも解消するために、午後から自転車で地元繁華街へ。走り回ったり歩き回ったりしつついくつかの店を覗いて買い物。

  1. 『最終兵器彼女』1〜7 巻(高橋しん 作/小学館 発行)
  2. 『私の國語〓室』(〓田恆存 著/文藝春秋 発行)

前者は以前から読むつもりでいて、ようやくモティベーションが購入に要する閾値を越えたので全巻まとめて。平日に読むと翌日の仕事に影響を与えそうな予感がしたので休日を選んだ。

後者は最近巷で話題に挙げられており、その内容に興味を持ったため。正直なところ正字正假名による文章には違和感を受けるものの、ここに由無し言を綴る程度には日本語が好きな身にとって読んで損は無かろうとかそんな曖昧な心持ち。

さて、読み終えるのにどれだけ時間が掛かるのやら。


四月七日 all night

結局、一晩掛けて『最終兵器彼女』全巻を読んでしまった。こんな物語、読み途中のままで寝られるものか。

あー、休みの日で良かった。

"AIKO de sho!"

徹夜したおかげで日中は昼食を除いてずっと寝床の中。夕方起きても『最終兵器彼女』の影響かあまり気分が晴れない。

とりあえず枕元に積んであった電撃コミック『ひまわり幼稚園物語 あいこでしょ!』(大井昌和 作/メディアワークス 発行)を読み返す。浪人生と幼稚園児と幼稚園の先生くらいしか出てこないほのぼの漫画だから頭の中を空っぽにして読むにはちょうど良い。

この漫画、個人的にはどことなく『めぞん一刻』の影が見えなくもないのだがそれはともかく、幼稚園児達の描かれ方が気に入ってる。四、五歳頃の無邪気さ残酷さ、憎め無さや愛らしさが適度にデフォルメ掛かって表現されているように思う。

それと、ちょっと感心しているのが第七話「みちくさ」でハル先生が泣く子をあやす場面。ハル先生曰く「あれ位の子って泣いている自分に興奮しちゃうから泣いている理由を諭してあげるといーんですよ」とのことだが、自分の微かな記憶と照らし合わせた限り間違っていない。浪人生の水明君ではないが思わず「ほーっ」と呟いてしまった。

子供には子供の、大人とは違う行動原理が分かってるなんざ若いのに良い先生だ、ハルちゃん。


四月八日 sickness

ちせの真似じゃないが「殺してください」って気分。

俺なんざいても害悪にしかならん。

warming up

何とは無しに落描き。描いている間はその対象以外何も考える事がないので気が楽。
「………バカアツシー」(kana00f.gif)

描いたと言っても『ひまわり幼稚園物語 あいこでしょ!』の一コマを模写しただけなのだが、この程度の物に1時間半も掛かっている時点でイケてない。かてて加えて、自分が描きやすいように描き変えていたりメッシュやドットの制御が出来ていないのが見てとれる。

まあ、とりあえず準備運動くらいにはなったかも。

ちなみに、どこの一コマかなど探してはいけない。比べるとボロが出まくるから。


四月九日 hunger knock

低血糖、軽度脱水症状。学生時代、自転車旅行で札幌を通過したときに喰らったハンガーノックの感覚に似て懐かしい。

いや、楽しい状況ではないけど。

reading method

以下、最近の自分には珍しく返答形式で。

『最終兵器彼女』全巻を一晩で読み切ってしまった身にとって一度に全て讀み切るのが一番幸せな讀み方か否かは客観的評価が出来ないのですが、物語全体を見通し、ちせとシュウジの二人の行く末を徹頭徹尾見届けられたという意味において少なくとも不幸せな読み方ではないと思います。その為に連載中に読みたいのを我慢してきたわけですし。

ただ、毎週雑誌に連載された一話一話をきちんと読んでいくのもまた別の幸せな読み方であろうと。単行本で一度に読んでしまうよりも彼らに近い場所で同じ時間を生きて行けたのではないかという気がします(自分は一度に読むと第三者的視点を持つ傾向有)。なかなか話が進まなかったり、続きが気になったりで多分にやきもきさせられるという副作用はありますが。

同様のことは『うしおととら』全巻を貸した友人とも話していて、どちらの読み方も一長一短と結論付けてます。『最終兵器彼女』は初っ端に連載を追っかけ損ねたので選択の余地はなかったとか間抜けな理由で。

不幸せな読み方については……止めておきます。結局、人それぞれ好みの読み方があるかと思うので。

とかなんとかお茶を濁して終わる。


四月十日 another meaning

時として、「犠牲者」と書いて「果報者」と読む、こともある。

特に意味は無し。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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