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一言半句
-Diary-

平成十九年 睦月 中旬
-2007 January, Middle term-


一月十四日

運転免許証更新

先日、公安委員会から「運転免許証更新のお知らせ」の葉書が届いていたので、忘れないうちに済ませることに。

これまでは幕張の運転免許センターまで遠路はるばる更新しに行っていた。前回の更新では寝坊、道路渋滞、センター大混雑の三重苦。今回は新たに出来た近くの免許センターがあるので、午後二時から自転車で悠々と向かう。

近くの免許センターは日曜は優良講習のみの受付とは言え、休日である以上多少は混むことも覚悟してセンターに入る。が、中はガラガラ。各受付も暇なようで一つしか窓口が開いてない。印紙購入、視力検査、写真撮影、講習とほとんど待つことなくトントン拍子に進み、午後三時過ぎには更新完了。用もなくなったのでとっとと帰宅。

次の更新は五年後の平成二十四年。


一月十八日

日本橋 HD DVD プラネタリウムを観に行く

秋葉原での野暮用を兼ねて、日本橋 HD DVD プラネタリウムを観に行った。「「北斎の宇宙」は星の話が全然無い」と里海さんに教えて貰っていたので、観た番組は「星空の贈りもの」。入場料 800 円也。

上映時間は三十分弱。内容は、えーと、ヒーリング番組? 星空は投影したけれど、星座や星の解説は全くなし。地球上のいくつかの場所での星空を場面転換しながら投影していく構成。睡眠の足りてない人では眠くなってしまうかも知れない。「北斎の宇宙」と同じく、あくまで一般向けとして制作されたようだ。ちょっと期待したのだが。

ただ、メガスター II の投影能力はさすが。大小強弱あらゆる星の光が文字通り数え切れないほどドームに映し出される様は、俺がこれまで何度か観てきた満天の星空に優るとも劣らず、ため息が出る。投影恒星数五百万は伊達じゃない。倍率の低い双眼鏡で観たらもっと面白いかも。これだけでも見に来た甲斐があった。

気になった点は、投影中たまにメガスター II から恒星用電球の強い光が観客席へ漏れること。投影機真横の列の席だったからかも知れないが、視界の端とはいえ暗さに慣れた目にはいささか厳しい。それとドームの端で像が歪む。たぶん投影機からの距離がドーム中央より遠いからで、即席で作ったにしてもせっかくのメガスター II がもったいないように思う。

ドームシアターガイアが混まなければそちらも観に行きたいのだけど。


一月十九日

スペースデブリをまき散らす馬鹿な国

中国が弾道ミサイルで軌道上の人工衛星を破壊する実験を行ない、これに成功したそうだ。あまりにも間抜けな所業に目眩がした。有人宇宙飛行だ、月への進出だと宇宙開発を謳っている国が、それを阻む深刻な要因となりえるスペースデブリを増やすなんざ正気の沙汰とは思えない。

スペースデブリの厄介なところは「一度発生すると相当の長い年月(軌道によっては半永久)飛び続けること」「他の物体と衝突することで自己増殖的にその数が増えること」そして「排除が極めて難しいこと」が挙げられる。漫画やアニメ化された『プラネテス』で描かれたようにボルト一本の衝突でも軌道上の宇宙機や構造物に大きな損傷を与えるし、損傷を防ぐホイップルバンパーにも防ぎきれるデブリ質量には限界がある。ケスラーシンドローム云々はさておき、増やしても良いことなど何もない。中国は自国領土だけでは飽きたらず、衛星軌道まで汚す気か。

もちろん中国の研究者達がそれを知らぬ訳が無く、おそらく実験を思いつき推し進めたのは軍上層部。中国の宇宙開発は軍部と表裏一体であるから「他国に制宙権(?)を握られるくらいなら」と考えてのことだろうが、なんとも愚かしい話ではある。

止める人が居なかったようじゃ、内部はヤバくなってきてるってことなのかもね。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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