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一言半句
-Diary-

平成十七年 師走 下旬
-2005 December, Late term-


十二月二十四日

冬コミの予定と準備

いつのまにか冬コミまで一週間と迫っていて焦る。のほほんと「スーパースイーツスクランブル」にうつつを抜かしている場合ではない。

とりあえず年末の予定。野暮用が入って一日目の二十九日は会場に行けないものの、さしあたり前回のチェックリストデータを読み込んだ限りでは特にチェックしたいサークルはないので大丈夫。企業ブースで欲しいものも後日購入できるようだから、無理に行かなくとも良いだろう。

それと準備作業項目。

毎年のことだけに予定、準備ともほぼ定型化しているが、うっかりが防げるので書き出しておく。

ああ、お年玉用のピン札も用意しておかねば。

NORAD サンタ追跡プログラム始まる

今年も NORAD のサイトでサンタ追跡プログラムが EST 4:00 (日本時間では 18:00)頃から開始されたようだ。

いかにもお祭り好きなアメリカ人らしく、アホなことをくそまじめにやってるのがイカス。サンタの動画がナレーション以外去年と同じものだとかの指摘は野暮なことだろう。

日本の自衛隊や JAXA が似たようなことをすると、鬼の首を取ったように「税金の無駄だ」と言い立てる輩がいそうだが。


十二月三十日

冬コミでの奇縁

今回の冬コミも例年通りのマイペースで参加したのだが、ちょっと面白いことがあったので書き留めておく。

会場のビッグサイトへ向かう途中、JR 西船橋駅のホームでレオーノフ教授と二人、東京行きの武蔵野線を待っていた。すると後ろから「これから“祭り”へ行かれる方ですか?」と声を掛けられた。振り向くと、全身をバリバリのドイツ軍冬装備できめた、自分らより一回り近く若いと思われる男性。この時期、この場所での“祭り“とはすなわち冬コミのこと。それを肯定すると今度は「ご一緒していいですか?」と訊かれたので「同じ道行きだし」と快諾した。

さて、この時点では会場までの話し相手として声を掛けられたのかと思っていたら、さにあらず。そのまま入場行列、会場内も一緒に歩く。こちらは急ぐことのないゆっくりなペースでの巡回であったから一人くらい道連れが増えてもどうと言う事はなく、彼の方も曰く「知り合いのサークルや要チェックのサークルを全てメモしておいた携帯電話を忘れてきてしまった」との事でもはや行くあてもないという。

斯くて俄な面子による道行きとなったわけだが、道中で折に触れ彼が話してくれたあれこれがどれも面白かった。およそこれまで耳にしたどれよりも数段シビアでリアリティの高いサバイバルゲームでの逸話や近代兵器の話が出たかと思えば、『ローゼンメイデン』の水銀燈ファンが集ったイベントを熱く語ってみせる。守備範囲の広さは大したもの。おまけに会場内ではドイツ軍の柄付手榴弾(通称ポテトスマッシャー)の木製模型を腰のベルトに差す凝りよう。なにをするにしてもかなりの凝り性であるようだ。

なんやかんやで結局、自分らがすべてのサークル巡回を終えるまで一緒に会場を練り歩き、西館で企業ブースを冷やかしに行くという彼と別れた。「旅は道連れ世は情け」というが当日たまたま会った人とコミケ会場で一日共に歩くなど、晴海時代からかれこれ十年コミケに参加して初めての経験だ。

ちなみに帰宅後、会場での別れ際に聞いた彼のサイト名で検索をかけたところ、果たして彼の blog 「水銀燈に照らされて」が見つかった。そこに掲載されている写真の数々を見て、会場で聞いた逸話はどれも本当のことであったのだと納得。キューベルワーゲンを改造した戦車は面白すぎる。

長生きはするものだ。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
WebSite URI: http://sp48k.t12i.net/