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一言半句
-Diary-

平成十六年 皐月 中旬
-2004 May, Middle term-


五月十一日

内科付き添い

朝、処方されたおふくろの薬がそろそろ無くなるので、かかりつけの内科へ付き添いで行く。

受付で保険証と診察券を出して待合室へ。前回より早く八時半過ぎに家を出たせいか、席が空いていた。次回もこれくらいに来ればよいか。

九時三十分ころ診察室に呼ばれる。薬の量を増やしているので自覚的な変化がないか訊かれるが、おふくろはさっぱりわからない様子。良いのやら悪いのやら。ともあれ変化はあるはずなので、とりあえず血圧を測りつつ今日は採血と採尿を行なうことに。薬は前回と同じ物を処方。

素人が聞くに経過が良さそうなので、こちらから白内障治療の早期連携をアピールしてみた。いくつかやりとりした結果、今日の検査結果が四日後の土曜日には出るのでそのころ再来院して、結果によって眼科の方へ紹介状を書きましょう、ということに落ち着く。急かしてしまって申し訳ないのだが、外出もままならない状態ではおふくろもなにかと困るのでお願いする。

診察と検査のあと待合室で二十分ほど待ち、薬をもらって本日は終了。

帰りに体調管理の一環としてデジタル体重計を買いましたとさ。

おくやみ

岡崎律子さんが亡くなられたらしい。記事を見た直後、しばし呆然としてしまった。

敗血症性ショック、とのことで前段階として免疫力が低下するような病を患われてたのかとも考えが巡るが、そんな勘繰りはともかく。ファン、とまでは言わなくとも綺麗な旋律と歌声はとても気に入っていたのでなんとも残念でならない。

安らかなご冥福を。


五月十二日

満足と納得

12日付「ほえなが」の「納得を。」、言いたい事は分かるとして、二つの言葉は難しく考えずシンプルに「満足は感情の、納得は理性の合格点」で良いと思う。

どうでもいいけど HomepageBuilder7 の吐くソースは微妙だな……。


五月十三日

CLANNAD インストール

いいかげんそろそろ始めようかと思い、買って置いた CLANNAD を標準インストール。

特に事もなくインストールも終わり、さっそく始めべく説明書を読んでいたら、毎回ゲームディスクを入れて setup.exe から起動して実行ボタンを押せとある。先生、それはものぐさな己には酷な話です。プレイする意欲がえらい削がれる。かといって、ディスクをドライブに入れっぱなしにするのもあまり良い気分ではない。

場合によっては iso イメージにして DAEMON Tool でマウントすることも考えつつ、ゲーム実行中にタスクマネージャのプロセスリストを見てみるとインストールディレクトリにある REALLIVE.EXE が本体らしい。それならと試しに直接そちらを実行してみたら普通にゲームが起動、プレイ出来る。ゲームディスク入れなくていいんやん。

どういう意図か知らんけど、それならそれでインストール時にでもデスクトップなりスタートメニューなりにショートカット作ってくれても罰は当たらんような。

まあ、自分で作るけどね。


五月十五日

内科、眼科付き添い

朝、火曜の検査結果が出ているはずなのでおふくろの付き添いで内科へ行く。

ちょっと出遅れたかと思ったが着いてみると医院前の駐車場、待合室とも普段より空いており、9:15 には診察室に呼ばれる。

まず検査結果を聞く。尿酸アルブミンがどう考えてもおかしい値になっている一方、血糖、糖化ヘモグロビンがまずまずの値に落ち着いてきた。血圧もまあまあ。この分なら白内障治療の際の局所麻酔も大丈夫だろうという事で、眼科への診断書を預かる。次回は処方されている薬がなくなった頃に。

診察室を出てから十分ほどで会計も済ませ、九時半には医院を出る。

予想より大幅に早く済んだので真っ直ぐ家に戻らず、回り道で眼科の前を通ると普段は内科より混んでいるこちらも駐車場が空いていた。一体どうなってるのかわからんが、内科からの診断書もあるしと試しに入って受付で待ち時間を訊く。曰く、約一時間半。眼科のそれがあまり当てにならないのは承知の上で、まあこの際まとめて済ませてしまえと診察をお願いする。

おふくろを待合室のベンチに座らせておき、自分は外に出て向かいにある連れの酒屋へ。残りが心許なくなっていた「吉乃紫蘇狸」を購入しがてら、店番をしていた連れのおふくろさんと立ち話。血糖値の話をすると連れのおふくろさんもかなり高いらしく、三ヶ月毎に同じ J 医大付属病院で検診を受けているそうで、しかも毎日の運動と食事制限を心がけてまずまずの値に抑えているという。うわーん、その積極性を少しでもうちのおふくろに分けられないものかしらん。何もしやしないのだもの。

なんやかやと一時間ほど話したあと、待合室へ戻っておふくろと一緒に待つ。で、結局三時間近く待ってようやく診察室に呼ばれる。

簡単な検査と診察の結果、症状が幾分進行しているとのこと。両眼とも視力 1.2 を下らない己には 0.03 がどんな見え方なのか想像が付かん。それはさておき、内科から処方された薬で血糖値その他が落ち着いてきた事、体質改善のために運動をしようにも目が見えず散歩すらままならない事、生活自体も不自由でできるだけ早く治療を開始して欲しい事など自分の方から説明。そして預かってきたばかりの診断書を手渡して白内障治療の可否判断をあおいだところ、再来週の火曜日二十五日に症状が悪化している右眼から施術、経過が良ければその一週間後に左眼も施術をすることに決まる。まあ患者として筋を通した上での希望であるから、医師としても状態が悪いのでなければ Go サインを出すとは思ったが、ともかくこれでおふくろの不自由も減るだろう。

お礼を言い診察室を出て、十分ほどで会計を済ませてファミレス経由で自宅へ戻る。

さて、来週半ばに己が施術の事前説明と薬を受け取りに行かないと。

糖尿病は自己管理が必要な、そして制御可能な病気です

午後、自転車で外出。家電店で万歩計を購入し、市立図書館で糖尿病患者向けの料理集を一冊借りる。

家に戻り、万歩計を設定してから近くに住む姉の家へ電話。時間の空いている時にでもおふくろを散歩に連れ出して欲しい旨を話し、了解を得る。そして借りてきた料理集に一通り目を通したあと、おふくろへ天眼鏡片手にでも構わないから読むように言う。

しかし当のおふくろはページもめくらずに「読めない、分からない」と曰う。ここでぶち切れですよ。ほかでもないおふくろ自身の病気であって、こちらがフォローしているというのに本人がそのざまでどうするのかと。合併症で失明したり人工透析のお世話になるのは本人だから俺は困らんし知らんぞ、と叱る。というか、何が悲しゅうて還暦になる己の親を叱らねばならんのか。

とりあえず渋々承諾してはいたものの、この調子では先が思いやられるよーな。

知らないのは仕方がないが、知ろうとしないのは罪である。


五月十六日

散髪

午後半ば、約二ヶ月ぶりに行きつけの床屋へ。雨が降っていたので今日は徒歩で。

店に着くと順番待ちは二人。普段だと若旦那、おばさんの二人態勢で一時間待ちの計算だが今日は若旦那ひとりで孤軍奮闘。二時間ほど待たされる。

自分の番になり、「いつもぐらいに揃えてください」とお願いして他愛ない世間話をしながら髪を切ってもらっていると、四歳になる長男坊が出てきて店の中をちょろちょろし始める。雨が降っていて外で遊べず退屈なのだろう。若旦那が「静かな時はいたずらしてるんですよー」と言うそばから霧吹きやら声の出る電卓やらを持ち出して遊んでる。やんちゃ盛りな年頃なのだからさもありなん。

ひととおり刈ったところで娘さんと交代。洗髪と顔剃りをしてもらいつつ、さっきまでこの店では珍しい若い女性客を相手に作業をしていたので訊くと、結婚式を前にということで襟元や顔を剃っていたらしい。その辺りの産毛を剃ると顔色が良く見えたりお化粧の乗りが良くなるそうで、「本当は定期的に剃りに来られるといいんですけどね」とは娘さんの弁。とはいえ最近はそう言った事を教える親御さんも少なく、「時代なのかなあ」とぼやいてた。

最後の切り揃えは再び若旦那に交代。あいかわらずいたずらしている長男坊に「こんにちは」と声を掛けると照れくさそうに逃げていってしまった。まあ、己の面構えの怖さに泣かれるよりはましか。

会計で飴とポケットティッシュをもらって調髪代 4000 円也。


五月十八日

糖尿病関連の書籍購入

地元の大型書店を巡回して糖尿病に関する本を二冊購入。

さしあたりの本として初心者向けで少なからず多からずな内容のものを選んでみた。これで物足りなくなったなら、さらに詳しい本を買えばよいだろう。

ただ、当人のおふくろは天眼鏡を使っても活字が見えない程度まで視力が落ちているので、読めるようになるのは来週火曜の手術以降となる。まあ仕方あるまい。

それまでに俺が読んでおくか。


五月十九日

眼科手術事前説明と薬受け取り

午後半ば、来週火曜におふくろが受ける白内障治療手術の事前説明と薬の受け取りに眼科へ行く。

中へ入ると、いつもと違って待合室の席が半分しか埋まらないほど空いていた。午後の方が良いのかしら? とか考えつつ受付で診察券と保険証を出し、座って待っているとものの十分ほどで診察室に呼ばれる。

診察室に入ると、医師に「これからお話しすることは書いた紙を渡すのでメモらなくていいですよ」と言われる。毎度メモとボールペンを持って話を聞いてるのを覚えられとる。書かなくていいほうが楽なんで良いけども。 肝心の話は五分ほど。予定日時と当日の諸注意、四日前から感染症予防のために薬を使う事、など。質問が無いか訊かれたが、あまりに簡単なので訊く事がない。分からない事があったら連絡するように言われ、説明終了。受付で処方箋を受け取り会計を済ませる。

眼科を出たら右二つ隣の処方専門薬局へ。処方箋を出すと、今回初めてと言う事でアレルギーの有無や現在服用している薬などについての簡単な問診票のような物を書かされた後、「おくすり手帳」なるものを渡される。以後、薬を渡される病院や薬局で出す事で薬の飲み合わせなどが分かるようになる、という代物。 処方された薬は点眼剤と軟膏の二点。いずれも感染予防の抗生物質。四日分なのでえらい小さい。

夕方、薬局から電話。内科で処方されている血小板凝集抑制剤が手術の際に止血を妨げるのではないか、とのこと。言われるまで気づかなかったが、そりゃもっともな話だ。理解した旨を伝えて、お礼を言って電話を切る。

金曜日にでも内科へ電話して訊かんと。

隠れた名物、なのか?

ニコンオンラインショップを眺めていたら、ニコンようかんなるものがあるのに気づいた。どんなやねん。しかし残念ながらどれも在庫切れ。ヒジョーに気になるのでそのうち買ってやろう。

とはいえ奇抜なものではないだろうけどね。

TAGUCHI "SP48K" Nobuaki <mailto: sp48k@t12i.net>
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