とあるサイトで久し振りに強烈なトンデモマークアップの HTML 文書を見てひどく萎える。と同時に、相変わらず世間一般ではインターネットが利用される機会とその利用に対する知識の普及度合いに深くて遠い隔たりがある事を再認識させられた。
なぜか追い打ちを掛けるように marquee と blink のうざったいサイトに出くわしたので、Mozilla Firebird の about:config にて browser.display.enable_marquee と browser.blink_allowed の値を false に変更、無効にする。こんな視認性の悪い代物が既定値で有効なのは如何なものかと思うけれど、無効に出来るだけましと言える。
なまじ知識のある人が書くよりも何も知らない人が素で書く方が破壊力が強いわ、げふっ。
「原子力は叡智の光ーッ!!」
機会あって、未読だったあさりよしとお氏の『ラジヲマン』(朝日ソノラマ 発行 季刊『グリフォン』連載分)を読む。
やばい、これはやばい。裏の『まんがサイエンス』と言える『HAL』も結構やばかったけれど、それをかわいいと思えるくらいやばい。ありていに言って原子力と最近話題の某社会主義体制国ネタなのだが、なまじ連載当時(〜1994/2 ?)よりも色々起こった又は起こっている現在の方が洒落にならん。ある意味、先見があったとも言えるけど。復刊ドットコムで当面の復刊が困難というのも頷ける。
しかし逆に今だからこそ痛烈な皮肉として復刊、出来れば続編の連載をして欲しい。己の知る限りではこんな作品を描ける現役漫画家ってあさり氏くらいしか知らんし。めっさ好きなんだがなあ、こういうの。
ところで第五話で出てくる原子力除雪機、話中にあるとおり実際に特許出願されたらしい(もちろん却下された)。google で「原子力除雪装置」を検索すると判る。特許庁のサイトで出願明細書も読める。で、出願者は予想通りフロッピーディスクを発明したとされる某発明家だった。やはり“紙一重”か。
「いかんっ!! 一次冷却漏れだ!! 熱いから気をつけろ!!」「えっ?」
この感覚がたまらん。
二ヶ月ぶりに行きつけの床屋へ向かう道すがら駅前を通ると、東急ストアが取り壊され新たに建築中の様子を見かける。
床屋でおばさんに散髪してもらいながらその事を話すと、件の建物はフランチャイズの葬祭式場との答え。うひょ、駅の真ん前に葬祭式場ですか。なんとも交通至便な話だがちょいと非常識すぎやしませんか。通勤や通学で毎朝駅のホームに立つたび目に入るのが葬祭式場の看板では気分もすぐれぬだろうし、駅前ロータリで開かれる盆踊りや夏祭りが式場の告別式や通夜とぶつかればお互い雰囲気も悪かろう。正直、嬉しくない。
しかしどうやら業者側もそういう反応を予想していたようで、付近住人には工事が開始される直前まで建設の情報は全く入らなかったらしい。で、いざ建設反対運動が起こって署名を集めるも書式を満たしていないとかで正式には受け取られず。かてて加えて、市長に面会を希望しても役所では許可は降りず。ならばと市議会議員のパーティで直談判しようと話しかければそそくさと逃げられたという話。いやはや、うまいこと鼻薬効かせてる。聞けば余所でも同じような事が起こっているとか。「金権千葉」の名は伊達じゃない。
まあそれはそれとして、帰り道に改めて通りを眺めてみれば、商店街ではぽつりぽつりと店じまいがあるわ、以前住民の反対を押し切って駅前に建てられたパチンコ店は夜逃げのように閉店してるわ、我が街もご多分に漏れず不景気の波が押し寄せているようで。
他人事ではないわな。
Netscape や Mozilla の「ソース表示」で任意のエディタを設定したい場合、XUL アプリのコンテキストメニュー拡張 for Netscape 7 & Mozilla の設定内にある「外部アプリの使用」で可能なのだけど、Mozilla ユーザ以外では思いのほか知られていないようで。
タブブラウザ拡張と併せて使えばとても便利なのに。勿体無い。
携帯電話に内蔵されている CCD カメラは最新型のものでも結構スミアが出る様子。自分が歴代で使ってきたデジタルカメラでは、四年前の Nikon COOLPIX950 で既に強度の点光源を撮っても(ライブ映像はともかく)保存画像にはスミアが出た事はないのだけど、まあ贅沢は言えないか。
昨今の携帯電話の市場寿命を考えたらあまりコストも掛けられんだろうし。