今日はこれから父親の携帯電話購入を付き合う事に。今まで連絡の類はポケットベルと公衆電話でやってきたのだが、このご時世、とうとう仕事先から携帯電話を持つようにお願いされたらしい。
もっとも、使うのはもっぱら通話だけで流行りのメイルやらデジカメやらは一切使わないようだから機種はどうでも良い。検討すべきはサービスエリアとキャリアと料金コースぐらい。選択の面白味はないが楽ではある。Just Plan.net 辺りを流し読んでおこうか。
使用形態や頻度を訊いたり各キャリアの料金プランを比べたりした結果、J-フォンのバリューパックを年間割引で使うのが一番安いと判明。昼前に自宅近くの電気店へ行きそこで一番安い J-SA05 を購入。有料オプションは全てオフ。メイルもつかわんのでオフ。自宅で満充電の後、自宅と仕事先を登録してごく簡単な使い方をレクチャーし、実際にやらせてみる。ちゃんと出来そうなので良しとする。
かく言う己は今だ PHS 。
午後、市立図書館へ足を伸ばす。面白げな本はないかと書架を眺めたり検索用端末を触ったり。
ふと貸出カウンタを見ると脇に「プラネタリウム閲覧受付」と書かれた札が目に入る。あるのは知っていたが観た事はない。時間はあるし投影開始時刻とのタイミングも良かったので入場券をもらって二階のプラネタリウム室へ。
部屋の入り口で券を渡し奥へ入ると、まあ、なんというか、とてもこぢんまりとしたプラネタリウム。投影されるドームの直径は 5m もない。投影機本体もかなり小さい。周囲にはリクライニングできる椅子が二列。
外側の椅子に座って暫し待っていると投影開始。解説は流暢だがいまいち機械がそれについて来ない様子。投影されている像を見るにフォーカスがずれている様にも見える。投影機、古いのか?
投影時間は約一時間。話題は今晩見える星空と星座、乙女座の神話、星占いについて。説明もなく「光年」という言葉を使うのはいかがなものかとも思うがそれはともかく、小学生高学年あたりが見るに良い内容だった。
投影終了後、出口でコピー機刷りのパンフレットをもらう。話題は月替わりらしく、来月は「世界の北斗七星」。私設のウェブサイトがあるらしい。全国で2番目に小さいプラネタリウム
ですか、納得。
まあ無料であるし、アットホームっぽいところが面白くもあるので月に一度観に行くのも悪くないかな、とは思う。
本は三冊ほど借りて帰宅。
2ちゃんねる少女漫画板「柳原望作品を語ろう」スレッドにて『まるいち的風景』打ち切り疑惑と柳原望 コミックス未収録作品単行本化リクエスト@復刊ドットコムの存在を知る。
打ち切り疑惑は出版社からの公式コメントが挙がっていないので噂レベルか。単行本化リクエストの方は速攻でユーザ登録の後、コメントをそれっぽく纏めて投票。
同志求む。
SL-C760/C750 発売のニュースリリース。SL-C700 の後継機として基本性能が改善されているが、相変わらず細かいところの作り込みが足りないように思う。もう少し他社の PDA を研究した方が良いような。
それにしても2ちゃんねるモバイル板「【脱!!もっさり】ザウルス SL-C700・750・750 P.27」 スレッドのレスの伸びが速いこと。内容は皆無だけど。
で、A300/B500 の後継は?
Mozilla Firebird 0.6(old name: Phoenix) がリリースされていたので試しに使ってみる。が、せっかくなので気の利いた邦訳が楽しいふしちょお博物館謹製の日本語版 (Osaka3 Language Package) を頂戴してノート PC にインストール。といっても zip ファイルから展開したファイルを適当なディレクトリに放り込み、MozillaFirebird.exe のショートカットをスタートメニューとランチャソフトにコピーするだけ。
起動確認後、outsider reflex でコンテキストメニュー拡張、タブブラウザ拡張、ALT 属性のポップアップ表示、URN サポートの各 XUL アプリをインストール、Firebird 再起動するも拡張機能のメニューが英語。 Firebird を一旦終了させてプロファイルディレクトリ内の chrome.rdf を WZ で開き、tabextensions, ctxextensions の各 locale を en-US から ja-JP に書き換え、保存。再び起動すると拡張機能のメニューもめでたく日本語。
ver.0.5 と比べると機能もこなれてきているし、全体的な動作も気持ち軽くなったように思う。ただ、インストールしたノート PC が Panasonic Let's note S21(MMX Pentium 200MHz + 96MB RAM) という古い機種なものだから、新機能であるスムーズスクロールの動作はかなり重くて使用に耐えない。仕方ないのでアドレスバーで about:config [enter]、表示された設定一覧のうち general.smoothScroll の値を false に書き換えて無効にする。
普段 Mozilla で使っているマウスジェスチャ機能追加 XUL アプリ Optimoz を忘れていたのでインストール。……オプションの拡張機能で設定ボタンがグレイアウトしてダイアログが出せないんですが。今まで Phoenix では入れた事無かったがこういうものなのか? とりあえず使えるようにと Mozilla, Firebird 両方で about:config を開いて mozgest.hogehoge の設定を眺める。Firebird 側で mousebutton の値を 2 、trails.enabled の値を true 、それと gestureCount の幾つかを同じ値に設定。念のため Firebird を再起動。マウスの右ボタンを押しながらジェスチャするといつも通り赤い軌跡が出てジェスチャ操作可能となる。
about:config の方が user.js を書く方法より即効かつ楽。
市立図書館で借りていた『Web の創成〜World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか』(Tim Berners-Lee 著/毎日コミュニケーションズ 発行)を読む。
書名の通り、 WWW が生まれ育っていった経緯と今後の方向性についてその発明者である Tim Berners-Lee 自身が書いた本。伝聞ではない点で書かれた事に関して恐らく嘘はない。が、それと同時にいくぶん客観性に欠けているあろうことと、都合の悪い事に関しては敢えて書かれていないことが推測できる(ウェブブラウザメーカ各社の独自拡張に追いつかんと急造されたと思しき HTML 3.2 の事とか)。
とはいえ下手な物書きが又聞きを元に書くよりはよほど正確であろうし、悪い事は書いていないと思う。インターネットや WWW がなんであるかわからんまま身の回りに普及したおかげでメイルやウェブを利用している人や、いわゆる入門本や誰かの見よう見まねだけでウェブサイトを作り、深い考えも無しに「無断リンク禁止」「リンクはトップページに」などと主張している人たちには「一度読んどけ」と言いたい。
ところで、アプリケーションにブラウジング、オーサリング両機能の一体化を訴える箇所が何度も本書に見られて、まあその善し悪しはともかく、W3C で Amaya が開発され続けてる理由が分かった(手元で試した限りでは相変わらず使い物にならない)。代わりに(といってはなんだが)、世間ではオーサリングツールそのものや、いわゆるウェブ日記システム、 Weblog などがオーサリングの役割をある程度果たしているけれど、マークアップのされ方や使われ方を見るに今のところは自分で HTML ソース書いている方が良いように思う。
web accessibility や semantic web を考えると、ね。
先週の土曜日に近所のレンタルビデオ店で借りていたアニメ『千年女優』を観る。とても面白かった。どれくらい面白かったかというと、普段この類のビデオを観始めると三十分も経たないうちにザウルスやノート PC をいじり始め“ながら観”する飽き性の己が最後までじっと観ていたくらい面白かった。
まず演出・表現が気に入った。冒頭と終盤の繋げ方とかとても好み。現実と妄想と回想と回想内の劇中劇(?)が継ぎ目無く切り替わり描かれる辺りも良し。なんとなく押井守監督の『紅い眼鏡』を思い出したりしたが、己が知らないだけで恐らく下敷きやオマージュとした作品がいくつもあるんだろう。それと、物語自体はさして捻ったものではないが、観ていて変に先読みしようとも思わせない作りであったし良い結末だと思う。写実的作画も内容に合っていた。
ちなみに公式サイトは既に閉鎖。今 敏監督の旧ウェブサイト千年女優、現ウェブサイトもKON'STONEとも昨年九月以降更新が止まってる。単に次回作『東京ゴッドファーザーズ』の制作作業で忙しいのだろうけど。とりあえず残っているうちにローカル保存しておくか。
で、個人的に気に入ったのでべた誉めなのだけど、公開当時の世間での受けは如何なものだったんだろうか。ここ数年のアニメ・漫画方面の流行にはとんと疎いからわからん。Amazon.co.jp でのカスタマーレビューもいまいち微妙。
まあ世間の評判なんざ二の次だが。
市立図書館で借りていた『新井素子の?(ハテナ)教室』(新井素子 著/徳間書店 発行)を読む。
前書きを読むに『SF アドベンチャー』という雑誌で連載された記事をまとめた本で、文系代表として新井素子女史が各科学分野の専門家に色々と質問していく、という企画だったらしい。要は「こども電話相談室」の大人版。彼女のとんちんかんだったり妙に鋭かったりする質問に対して、先生方が分かり易いように噛み砕いて答えるやり取りが読んでいてなかなか楽しい。
しかしそれ以上に楽しいのがとり・みき氏の挿画。表紙の写真@「新井素子」表紙GALLERYからは伝わりにくいが本文中の話題に合わせた挿画には楽しませてもらった。
ただ惜しむらくは市立図書館には続巻の『2』が無かった事。1988 年発行で既に絶版となっているから読む機会はないだろうな。
当時、図書館で人気無かったのかしら?