一言半句
-Diary-

平成十二年　睦月-2000 January-

一月四日　三が日

年が明けた。

各方面で心配された2000年問題も幾つかの小さな障害はあったものの、ライフラインのストップや重大な事故も発生せず、まずは一安心。

新年早々、硬い話や重い話題も芳しくないと思うので、自分の三が日中に行ったことなどを徒然なるままに。

一月一日

新年早々（というより年越し）チャットをする。例年GFoCメンバーの数名と行うが、さして内容は無い。ただの世間話だが、たまにするせいか楽しい。終了後、年末に相当数のファイルがロスト（原因不明）したWin98のシステム再構築を明け方まで行い、就寝。
正午に起床。雑煮を食べた後、自室でゆっくりしていると姉夫婦が年始の挨拶に来た。甥と姪にお年玉をあげ、姪の代理でe-mailなぞを送る。姉夫婦の帰宅後は自室でWin2000 RC2のコンパネ周りを色々見て夜更かし。

一月二日

正午起床。昼食後、自転車で地元の繁華街に出かける。書店やCDショップ巡りをして、岩波のブルーバックスシリーズなど数点を購入。
喫茶店で一服した後、ゲームセンターでDanceDanceRevolution 3rdMIXをPlay。都内各所ではどこも一回\200だが、地元ではなぜか\100。おかげで、ヘトヘトになるまで（自分の場合六，七回）Playしても\1000でお釣りが来る。音楽に合わせてステップを踏むのは楽しい上、いい運動になる為、ここ半年は飽きずに楽しんでいる。あとは未だAnother で難易度5までしかクリアできない不甲斐なさをなんとか……。
夜は読書に没頭。

一月三日

午後に秋葉原へ買い物を、と思っていたが、起きたのが午後過ぎだったので断念。遅い昼食後、自転車で地元の八幡神社へ初詣に出かける。
その神社は学生時代に興味で調べたところ、少なく見積もっても500年、古文書を信じれば800年以上の歴史があり、地域一帯の総鎮守らしい。江戸幕府から土地の拝領も受けている。したがって、良い噂も悪い噂もそれなりにあるのだが……、それはともかく。
そういった事を知ってか知らずか、繁華街から離れた、小さい社にもかかわらず参道にはちょっとした行列ができていた。姉曰く、元旦には一時間以上の行列だったらしいから、今日の十分程度はまだましかと思う。（姉は自動車を駐車する手間を含めると二時間掛かったとぼやいていた）。
余談だが、神社の参道は人間は勿論のこと、神様も通る。また、神様は真中を通るとされているので、人間は端を通るようにと言われる。もっとも参道一杯に行列ができては真中も端も無いのだが。
せっかく来たので手水を使い、行列に並び、「二礼二拍手一礼」で参拝。社務所で身体健全守(\400)を買い、おみくじ(\100)を引く。小吉。なんとなく自分らしい。
一度帰宅、そのあと中学からの友人宅へ年始の挨拶。友人本人は不在の為、ご家族に簡単な挨拶をして失礼する。
帰宅後は読書とweb checkで夜が更ける。

一月二十一日　Deformation(1)

かなり前からではあるが、若い女性、特に高校生の間では周囲から見るとかなり奇抜と思われるファッションが流行している。その先鞭としては「ルーズソックス」があり、最近では「厚底靴」「ガングロ(顔黒)」がその真っ盛りだろうか。

その手の格好をしている本人達は、その容姿を（当然ではあるが）「カワイイ」「カッコイイ」と主張するが、端から見る限りではそうは思えない。視覚的に「気持ち悪い」とさえ思える事もある。

個人的見解として、流行するファッションは往々にして各component,system両側面で観ても合理的とは言い難い物が多く、画一的で個性の欠如が感じられる為、あまり好ましく思ってはいない。前述した一連のファッションも街で見かける度に正直いい気分はしていないのだが、最近それらについてふと気が付いた事がある。それは、その多くが「身体一部を過度に誇張している」と言う事。無論そうでない物もあるとは思うが。

服飾や化粧は元来誇張を主とした物ではあるが、それにしても行き過ぎでは、と言う感が強い。思うに、彼女ら年齢層の美的感覚に対してあそこまでの誇張を良しとする旨の刷り込みが有ったのではないか？と考えるが、どうだろう。

実は思い当たる物が無くもない。それについては次回。