ここでは『Treating 2U』について、自分の独断と偏見に基づいた紹介をしていくつもりです。
また、「違うっ!俺の考える『Treating 2U』ってのはこういう物だっ!!」というご意見等があれば、是非お聞かせ下さい。こちらで掲載させて頂きます。ご支障ある様でしたら匿名でも可です。PlainText or HTML Document にて受け付けております。
(その他のフォーマットについては随時お問い合わせ下さい。)
第二回は『Treating 2U』のパッケージの中身について。
まず、用意する教材は前回同様『Treating 2U』パッケージです。開封済みの方はそのままご自身のお手元に、未開封の方は速やかに包装しているビニールを切って開封してください(笑)
さて、何はなくともまず蓋を開けてみましょう。
蓋を開けると幾つかの物がゴソゴソと入っているのが分かります。そう多くはありませんが下にリストアップしてみましょう。
1. | マニュアル | 1 冊 |
2. | 「Treating 2U」 CD-ROM | 1 枚 |
3. | 音楽 CD 「Vent Azure」 | 1 枚 |
4. | P ケース用背ラベル | 1 枚 |
5. | ユーザー登録ハガキ | 1 枚 |
通常、箱の中に入っているのは以上五つです。これより多く入ってた、と言う人は密かにほくそ笑むなり何なりご自由に、これより少なかった人は購入したお店で交換して貰ってください(笑)
次節から、上記の順番で内容物を見ていきます。
まずはマニュアルを見てみましょう。一般に、マニュアルにはその製品を楽しむ為に必要十分なことが記述されています。また、こういったゲームのマニュアルには大概、スタッフの遊び心やサービス心が盛り込まれたページがあるものです。「面倒くさい」「ヲレ様は読まなくてもコレくらい分かるゼ」等という方もご一読をお勧めします。
前置きはさておき、まずは表紙。パッケージ上面と基本構成は同じで、『BLUE GALE』ロゴと『Treating 2U』 ロゴの位置が入れ替わった形になります。そして赤地に白抜きで「取扱説明書」と控えめに書かれています。無難です。
次に表紙をめくるとうって変わってモノクロ。正直なところ、色が付いていた方が見栄えは良いですが、全ページを多色刷りにするとなにげに印刷代が高くなります。ブルーゲイルさんの台所事情も察してわがままは言わないことにしましょう(笑)
で、肝心の中身。まず表紙裏は「はじめに」「パッケージ内容」「Contents(目次)」が、ゲームのスクリーンショットと一緒に並んでます。ごく普通。次の 1 ページ目は伊之助のモノローグ調で書かれたストーリー説明。同じ文章はブルーゲイルさんのサイトから[ソフトウェア]→[『Treating2U』]→[あらすじ・コンセプト]とメニューを辿ると見られます。
2 〜 5 ページ目にかけて「インストール方法」「ゲームの始め方」「アンインストール方法」「注意事項」「タイトルメニューについて」「ゲーム画面について」「システム画面について」「おまけ画面について」と各種説明が続きます。この辺りは一読しておき、Play 中に分からないことがあったら随時参照、というのが良いでしょう。
ここで「インストール方法」について一つご注意。『Treating 2U』CD-ROM に標準で収録されている setup.exe には、何らかの原因で C ドライブにインストールできない条件を持つ PC に対して、正常にインストールされない不具合があるそうです。これに対する修正ファイルはブルーゲイルさんのサイトから t2usetup2.lzh というファイルで入手できます。上手くインストールできない方はお試し下さい。それと個人的経験からですが、ブルーゲイルさんのゲームに収録されている setup.exe 、8 GB 超の パーティション だと容量計算に誤りが見られます。大容量 HDD にインストールする際はご注意を。
(容量の取得に chs geometry を参照している、なんて事はないですよね?(汗)>ブルーゲイルさん)
6 〜 9 ページ目にかけては「登場人物紹介」。主人公・堤伊之助を筆頭に各ヒロイン、脇役たちが立ち絵、顔絵に紹介文を添えられる形で掲載されています。
10 〜 11 ページ目は見開きで「原画紹介」。幾つかのシーンの線画とそのコメント(石原ますみさん、巴エツルさん、LIVE-D さんによる)が紹介されています。コメントを読んでいると結構楽しいです(笑)
併せてエツルさんとますみさんの合作の手順も簡単に紹介されています。
12 ページ目はスタッフ数名の方が描かれたラフ絵が掲載されています。可愛かったり笑えたりするモノばかりなんですが、個人的には『ゴキ ゲフゥ(パンダスカイダイビング)』な絵に花マルをあげたい気分です(謎笑)
13 ページ目は「セーブデータについて」「ユーザーサポート」「ゲームプレイ時の注意」ブルーゲイルさんの address 一通り、「ご注意」「最後に」と言った感じで説明があります。これも一読しておくと良いでしょう。特に「セーブデータについて」は知っておいて損はないと思います。
最後に裏表紙。上部に copyright、下部にブルーゲイルさんの名前と address、そして中央には大きく JACKETED BULLET ロゴが配されています。イカス。
(しかしこのロゴを Illustrator でソックリに作ってしまう sugich さんて……(^_^;;;)
次は『Treating 2U』 CD-ROM を見てみましょう。蓋を開けると始めに目に付くであろう、クリア P ケースに入った CD-ROM がそれです。
レーベル面には JACKETED BULLET ロゴを配色違いにしてプリントされています。背景色をピンク、"T2U" のデザインロゴを青、"JACKETED BULLET" の文字と周囲のリングはヌキにされて CD-ROM の反射層が見えます。個人的にはオリジナルの配色が好きなんですが、何か不都合があったんでしょうか? 色数に対するコストの問題とか?(汗)
その上に、『Treating 2U』ロゴが上部に、『BLUE GALE』ロゴが下部に配されています。
さて、CD-ROM を PC のドライブに入れ、Windows のエクスプローラ等で見ると、PC data(ISO9660) 部の容量は 101.3 MB、最大インストール選択時にはこれらほとんど(root ディレクトリ内のファイル、text ディレクトリ内のファイル以外全て)がインストール時に HDD へコピーされます。一昔前であれば 100 MB と言うと「ゲはッ!」となりましたが、HDD の 1 GB単価が \1000 を切る昨今では大した容量ではないでしょう。
ちなみに、CD-ROM 内の構成は以下の通り。
autorun.inf | (「CD の自動挿入」が有効の際に読み込まれる) |
def.ini | (setup.exe が実行時に読む定義ファイル) |
setup.exe | (インストール、ゲーム実行、アンインストール時に使う) |
T2u.ico | (CD-ROM のアイコンデータ) |
T2Ucheck.txt | (『T2U』で不具合が出た際のチェック表) |
他のファイルはさておき、『Treating 2U』をコンプリートした暁には、text ディレクトリ内のファイルは必ず読みましょう。これは義務です(本気と書いて「マジ」と読む)。
次は音楽 CD 『Vent Azure』を見てみましょう。『Treating 2U』 CD-ROM からボール紙の台を挟んだ裏側に納められています。「特典」なのに何故裏側っ!?
その『Vent Azure』、パッケージは白をベースに綺麗にまとめられています。使われている色はネイビー系 1 色、オレンジ系 1 色。シンプルですが手抜きには見えず、その幾何学的デザインからセンスの良さがうかがい知れます。単体で売り物としてもよさそうなくらい。ちなみに「Vent Azure」という言葉は「BLUE GALE」をフランス語訳したモノだそうで。お洒落ですな(笑)
ケースを開けると CD とご対面。ネイビー系色をベースに、上部に『Vent Azure』、下部に『BLUE GALE』のロゴと copyright がヌキで入っています。それと左側一部は反射層が見え、その上にオレンジ系色の文字で収録曲名が書かれています。
パッケージのおもて面を兼ねている歌詞カード(最近はなんて言うんだろ?(^_^;)には収録曲タイトルとその作詞作曲、歌詞が書かれています。「誰が作ったんだろう?」とか「歌いたいっ!!」という方はご参照の程を。
さて、肝心の収録曲ですが、そのいずれも過去に ブルーゲイル さんが制作されたゲームでボーカル曲として使われたもの。I've サウンド(!)。以下がタイトルです(収録順)。
No. | Title | Vocal | Lyric | Compose |
1. | My dear アレながおじさん | Orihime | うさぴょん | STUDIO MediaSync-Puu- |
2. | TAKE ME HIGH | R.I.E | Kazuya Takase | Kazuya Takase |
3. | Love Generation | Orihime | STUDIO MediaSync-Puu- | STUDIO MediaSync-Puu- |
4. | bite on the bullet | INOSUKE TSUTSUMI (from Jacketed Bullet) |
Kazuya Takase | Kazuya Takase |
5. | CROSS TALK | MARY | Kazuya Takase | Kazuya Takase |
6. | 季節の雫 | R.I.E | Kazuya Takase | Kazuya Takase |
7. | Treating 2U | INOSUKE TSUTSUMI (from Jacketed Bullet) |
Kazuya Takase | Kazuya Takase |
このうち 5, 6 は (株)ビジュアルアーツ さんが発売元の CD『regret』にも収録されていますが、"bite on the bullet" と "Treating 2U" も収録されていることですし、ここはナニも言わずガツッ! と『Vent Azure』の方を CD Player に入れちゃってください。(CD は丁寧に扱いましょう:ドッペルSP48K)
……しかしこれ、ホントに「マキシシングル」ですか? 収録されている曲数、時間とも、どう見ても「ミニアルバム」といった方が適切な風味なんですが(汗) いえ、ユーザーとしては多いに越したことはないんですが、コストとか、下衆な勘繰りをしてしまうとつい心配になって、ええ。
まぁ、おまけで付けてもらうのがつい心配になってしまうぐらい、
「イイ出来である」
という訳で。ここ最近流行っている I've サウンドをご所望の方々は、これの為だけにでも買ってみてはいかがでしょう? で、ゲームの方も是非 Play していただきたく(笑)
お次は P ケース用背ラベル。『Treating 2U』、『sonnet 〜心かさねて〜』、『My dear アレながおじさん』の各 P ケース用背ラベルが墨単色刷りの光沢紙一枚に印刷されています。「使うときはハサミで切り取ってね♪」って事なんでしょうが……。
もったいなくて使えませんっ!!(大汗)>ブルーゲイルさん
とはいえコピー機で複製するとハーフトーンが潰れるし、うぐぅ(涙)
最後はユーザー登録ハガキ。大概のゲームソフトには同梱されている物です。
ところで、ユーザー登録ハガキという物に対する世間一般の認識って、
「感想トカって言われてもよく分からないし、ペンで書くの面倒だし、ヲレ様の大事な個人情報が流れちゃうし、最近はもっぱら e-mail だからわざわざこの為に 50 円切手買いに行くのヤ。だから出すのやーめたっ!」
って言うのがせいぜいだと思うんですが、どうでしょう? いや、実は普段の自分がそうなんですけど(爆)
あ゛、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい(大汗)>メーカーさん
でも、これを読んでいる方で、もし ブルーゲイル さんのユーザー登録ハガキをまだ出していない方がいたら、その人は何を差し置いてもまず、速やかにアンケート項目全部と感想、それと自分の名前と住所を忘れずに書いて郵便ポストに投函してください。あ、 50 円切手を貼るのも忘れずに。これは命令です(ぉぃ
なんでそこまで書くかというと、そうしないと送られてこないんです、CD-ROM が。その名も、
『完全制覇 CD-ROM』!!
「何が完全制覇なの?」と首を傾げる人もいるでしょうが、内容としては正に「完全制覇」。「攻略」に始まって「設定」「アンケート結果」「CG 鑑賞」「BGM 鑑賞」「次回作予告」「しんたXの部屋(謎笑)」etc.。あ、あと「おまけストーリー」もありますが、おまけなんてとんでもない! 腹抱えて笑えるモノから読んでいて涙が止まらないモノまで入ってて、自分的評価としては「激イカスッ!」という感じです。必読。
他にもスタッフの皆さんが書かれたメッセージとか、本編画像のフルカラー BMP とか、特製壁紙とか、中身てんこ盛り。おかげで本編よりインストールに要する HDD 容量が多いです(爆) いえ、自分としては全然構わないですが(笑)
ただ、悲しいのがこの『完全制覇 CD-ROM』、継続か方向転換(廃止 or バラエティソフト化)か、現在検討されているそうです。原因はコスト云々と、あと発送数。毎回ゲーム本編に合わせて作られているそうですが、その本編の出荷本数に対して一割弱しか発送されてないらしい。それを知って、
「連邦のモビルスーツは化け物か?」
もとい、
「こんな良いモノ送ってくれるのにたかだか切手代 50 円足らずの出費と些細な手間を惜しむなんて、ブルーゲイルのユーザーはキ○ガイか?(大暴言)」
とか思ってしまったわけです。
いや、実際は色々な事情でハガキを送れない方もいらっしゃるのでしょうが、もしまだ送ってない方で、特に支障がなければ、是非送っていただきたく。もちろん上記の『完全制覇 CD-ROM』の事もありますけど、それなりの作品に対してはそれなりの評価と反応をするのが受け手である自分たちの務めではないかな、と最近思ってます。そうしないと作り手の方々は自分たちの方向性が良いのか悪いのか判断できませんから。
『完全制覇 CD-ROM』の内容は別の機会にでも詳しく書くとして、とりあえずまだハガキを送っていない方へ、自分からのお願いです。
「どうか、どーかユーザー登録ハガキ送ってくださいっ!」
Play した感想なら批判とかでも良いと思いますよ、きっと。
ここまで延々と 20KB 程(汗)書いてきましたが、一言で評すれば、
「ボリューム十分。買って損無しっ!」
と言ったところでしょうかね(笑)
(一言とは言え短すぎです:ドッペルSP48K)
第三回は『Treating 2U』 と言うゲームの概要について。「やっと概要かい!」というお言葉は慎んでお受け致します(苦笑)