第三回は自分がこの『Treating 2U』サイトを作ったいきさつ、それと思うところを何も考えずにつらつらと書こうかと。
もちろん本編から離れた事ですし、有用な情報や大それた事も書いてないので、読まれる方はその辺、寛大なお心でお読み下さい(汗)。
自分が『Treating 2U』を知ったきっかけは今年の一月下旬、sugichさんの日記に掲載されていたとても好意的な評価から。興味を持ち自分も二月上旬に購入した。
とはいえ実を言うと、ブルーゲイルという会社の名前やその作品について、自分は全く知らなかった。そんなこともあって『Treating 2U』という作品についても、正直あまり期待はしていなかった。
しかし、Play してみると良い意味で予想を裏切ってくれた。
絵も綺麗、音楽も良い。そして、登場人物の Humanity が、ストーリーが良い。自分が今まで見てきた(ゲームというカテゴリに囚われない)作品のどれにも負けない。感動する、泣ける。これはさぞ飛ぶように売れて、今年一,二を争うお勧めゲームに挙げられるに違いない、そう思った。
でも現実はそうはならず、売れ行きは芳しくないらしい。web 上でも一部の方々が良い評価を掲載しているものの、ゲーム全体の話題からするとやはりかなり少ない。
じゃあ、『Treating 2U』は一般ウケしないものなのか? そんなことはないはず。
自分がこのジャンルの PC ゲームを Play するようになったきっかけは Leaf のVisualNovelSeries。理由は、ゲーム性やこのジャンル特有の性表現云々よりも、純粋な物語として素晴らしいと思ったから。同じような理由で Tactics の『ONE』や、Key の『Kanon』を Play した。そして現実として、それらの作品はどれもヒットして世間で高い評価を受けている。
これは、こういった純粋な物語的質の高い作品を求める人が多い事の証左。
で、『Treating 2U』を見るに、それらに劣ってはいない。
ベクトルは少々違うがその方向性は悪くない。スカラ量だって負けていないはず。
とすると何故売れていないのか。
これは方々で言われている事だろうけど、「知られていない」からだと思う。どんな内容か分からなければ、そう言った作品を求める人も買わないだろう。宝石の王様ダイアモンドだって、研磨法が見つかって光り輝くのが分かるまでは石ころ同然に扱われてたと聞く。
それと同じ。
この状況は、自分としては納得がいかない。
とはいっても指をくわえて見てたって、状況はなんにも変わらないだろう。
だったら、自分がそう言った作品を求める人に知らせれば良いと考えた。始めは知り合いに広めようとしたが、数は知れているし好みも色々だからあまり広まらない。かといってどこぞの街角に立って、という訳にもいかず。
あと残るは、自分で『Treating 2U』を紹介する website を作るくらいしか思い浮かばなかった。
正直言って作成の手間とか運営の面倒さ、そのほかいくつかの躊躇する要素もあって色々悩んだ。
けど、作る事に決めた。作らずに後悔するより、作って後悔する方が納得いくから。
けど自分には美術的才能はかけらもない。
残念ながら、見に来てくれる人の目を惹くような CG を描いたり、耳を傾けるような曲を書いたりはできない。
だから、自分でも作れる「文章」を中心にすることにした。
しかし自分が今までまともに書いた文章と言ったら、学生時代のレポートや研究論文、仕事に就いてからの報告書くらいなもの。読む人を『Treating 2U』に惹き付けるような文章の書き方なんてわからない。
で、結局。
人が惹き付けられる理由が分からないならば、自分が『Treating 2U』に惹き付けられた理由を自分の言葉で書くしかないな、と考えた。
あとはただ、自分が『Treating 2U』について思うところを出来るだけ沢山、気持ちを込めて書くことに専念した。
自分が書いたことのない文体でも、それが表現したいことに一番合っていると考えれば思い切って使った。
自宅のデスクトップ PC を立ち上げている間は HTML 文書作成用の WZ Editor と体裁チェック用のブラウザは絶えず実行中。自分が持てる限りの HTML と CSS の知識を動員して、見やすく、かつハイパーテキストとして矛盾の無いサイト構築に努めた。
ページ右下に置いた W3C の "Valid" アイコンはその意思表示のつもり。
以上、回想終わりっ!(笑)
で、現在に至るわけですが…まだまだです。
いろいろな意味で、webmaster たる自身の力不足をとっっっっても痛感してます。
(内容の少なさ、アクセス数の少なさ、反響の少なさ、etc.…)
あまりのヘタレさ加減に、正直なところ「投げちゃうか?」とか魔が差すこともあったり無かったり(汗)
そういった、心が「負」の方向へ向いたとき、考えるようにしてることが一つ。
「こんな自分を見て、伊之助だったらなんて言うだろう?」
笑われるか怒られるかのどっちかでしょうね、きっと(笑)
あるいは、あまりにヘタレで見向きもされないか(汗)
…でもそれって、メッチャ悔しいやん?
そりゃ、伊之助に「勝てる」とは毛の先ほども思っとらんけど、でも少なくとも「負け」たくはないやん?
やったろうやないかいっ! いつかは立派な『Treating 2U』紹介サイトにしたろやないかいっっ!!
お客さんもぎょうさん来て、『Treating 2U』の話題がガンガン交わされるようなサイトにしたろやないかいっっっ!!!
(一部、似非関西弁が暴走したことを深くお詫びいたします)
……まぁ、動機とか言葉の汚さとかは目をつぶって貰うとして(汗)、そんな気持ちで日夜サイト作りに魂削ってます。多分に内容がヘタレだったり更新が遅かったりもしますけど、いつかは立派なサイトをと頭をひねってますんで、読んでくださってる方、どうか見放さないようお願いする次第です(深謝)。
いつか、いつか必ず立派な『Treating 2U』紹介サイトにしますので。